目次
- 第一章 活字メディアの台頭と書き手の境遇
- (一)一九世紀初頭の書物の地位
- (二)出版界の攻防と作家の地位
- 第二章 ジャーナリストとしてのスタンダール
- (一)イギリス雑誌への寄稿
- (二)ジャーナリズムと党派
- (三)ジャーナリズムのなかの文学
- 第三章 スタンダールと経済思想
- (一)なぜ「経済学」か
- (二)ÉCONOMIE POLITIQUE
- (三)スタンダールにおける「経済学」と文学
- (四)幸福の「経済学」
- 第四章 産業主義のメタファー
- (一)功利主義的産業主義
- (二)共和国的理想と商業主義
- (三)釘工場と製材所
- (四)反プロテスタンティズム
- (五)監獄の憂鬱と幸福
- (六)陰鬱な一九世紀
- 第五章 サン=シモン主義と『産業者に対する新たな陰謀について』
- (一)産業の台頭
- (二)サン=シモンと産業主義
- (三)『産業者に対する新たな陰謀について』の構造
- (四)パンフレットへの反応と功罪
- (五)パンフレットから小説へ
- (六)『アルマンス』と政治
- 第六章 サン=シモン主義の残照
- (一)銀行家フランソワ・ルーヴェンとサン=シモン主義
- (二)産業主義の「宗教」と芸術
- (三)小説世界における理工科学校の位置
- (四)理工科学校とサン=シモン主義
- 第七章 金銭問題と文明の風景
- (一)金銭の前景化
- (二)父と金銭問題
- (三)小説と金
- (四)リアルとイデアルのあいだ
- (五)文明の風景
- (六)文明論としての風景
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