目次
「警察権の限界」論の再定位 (北海道大学大学院法学研究科叢書)
- 米田 雅宏(著)
- 序章 「警察権の限界」論の行方
- 第一節 本書の問題関心−「警察権の限界」論と「実定法の定め」
- 第二節 本書の方法と構成
- 第一章 脱警察化と行政機関に対する警察の役割
- 序節 はじめに
- 第一節 ドイツ警察・秩序法の任務配分原理−分析視角
- 第二節 分析視角に基づく我が国の警察法秩序の検証
- 第三節 おわりに−断片的規律と解釈構成
- 補論 私人による警察活動とその統制
- 序節 はじめに
- 第一節 Police−Private−Partnershipの諸形態
- 第二節 インフォーマルな協働
- 第三節 協働のリスクとその法的統制−協働的警察法
- 第二章 警察による「個人」の保護−警察公共の原則
- 序節 はじめに−従来の議論の整理
- 第一節 警察概念と「民事上の法律関係不干渉の原則」
- 第二節 警察法二条一項と警察公共の原則
- 第三節 民事介入の具体例−問題の再設定
- 第四節 小括
- 第三章 危険概念の規範構造
- 序節 はじめに−「警察の比例原則」の「他の一の結果」
- 第一節 予測・裁量・不確定法概念−用語の整理
- 第二節 具体的危険とその論証モデル
- 第三節 抽象的危険と危険防御命令
- 終章 「警察権の限界」論の再定位−まとめに代えて
- 序節 警察法理論と実務の対話
- 第一節 理論と実務のこれまでの歩み
- 第二節 親密圏内における人身の安全確保
- 第三節 警察法理論と実務の対話に向けて
- おわりに
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