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目次

    はじめに
    光源氏にかかわる女君
    『源氏物語』系図(本書登場人物限定の簡易系図)
    五十四帖と光源氏の年齢、官位

    一 光源氏は愛妻紫の上を看取った後、一人で「老い」の始末をする
    二 桐壺帝に見る安泰な終活の秘策
    三 弘徽殿女御は夫(帝)の逝去後、権勢を掌握するも不平不満の終活?
    四 藤壺は光源氏のマドンナ、驚く中年期の変貌
    五 空蝉の一言が、光源氏の一生の良薬となる
    六 六条御息所は「老い」の果報を得る前に、妄執を抱いたまま旅立つ
    七 末摘花はピュアな心を失わず、光源氏の老人ホーム?で平穏な老後
    八 玉鬘は平安のシンデレラ、順調なはずが予想外の中年のおばさん振り
    九 朧月夜がみせる恋と人生の鮮やかな結末、あっぱれな終活
    十 紫の上は愛する光源氏と「共白髪」の老後を過ごせなかった無念さが哀れ
    十一 花散里は平安のキャリアウーマン、見事に自立した終活
    十二 明石の君は所詮愛人、という重石がとれて色香も捨てて気楽な老後
    十三 女三の宮の降嫁は光源氏初老の四十歳の時、若返った源氏の行く末
    十四 頭の中将と光源氏の「男の友情」は終活を豊かなものにする
    十五 大宮は元皇女、息子と婿に振り回されつつも、品位ある良きおばあさん像
    十六 老後の無い、若年死の三人(夕顔、葵の上、柏木)への、作者紫式部の優しさ

    あとがき

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