目次
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序 章 さらば夏の光よ
第一章 仮面を剥がされたグデーリアン
戦車将軍のセルフ・イメージ/回想録の虚実/国粋主義者だったグデーリアン
第二章 青年将校
プロイセンのエスタブリッシュメント/陸軍幼年学校の「予備門」へ/将校任官/「グレーテル」との出会い/陸軍大学校(ルビ:クリークスアカデミー)
第三章 多くの戦訓を得た第一次世界大戦
「時刻表の戦争」/「けっして来はしない通信報告」/苦戦する第5騎兵師団/ランゲマルク攻撃/戦車と「浸透戦術」/参謀資格を得る
第四章 敗戦と義勇軍体験
敗勢に抗する/ドイツ陸軍暗黒の日/休戦交渉/グデーリアンの戦争は続く/「義勇軍」による防衛/鉄師団/グデーリアンの「抗命」
第五章 自動車部隊へ
不安を抱くグデーリアン/カップ一揆とその後/軍人人生の転機/ドイツ装甲部隊の萌芽/自動車部隊へ/戦車にめざめる/グデーリアンの先駆者たち/「指揮官補佐教習課程」教官/自動車戦闘部隊の誕生
第六章 戦車に注目せよ
部隊局勤務/敵と味方と/装甲部隊構想と戦車の開発/実験される運用理論/ベックは「無知」で「遅疑逡巡」したのか?/装甲師団の誕生/グデーリアンとヒトラー/装甲部隊をめぐる試行錯誤/『戦車に注目せよ!』
第七章 装甲部隊の「総稽古」
ラインラント進駐とスペイン内戦/ブロンベルク・フリッチュ危機/ウィーンへの行軍/ズデーテン進駐/快速部隊長官/開戦前夜
第八章 砲火の洗礼
「白号」作戦/さまざまな不手際/ブレスト=リトフスクへの突進/マンシュタインの計画/アルデンヌは通過可能か/終着駅までの切符
第九章 不完全な勝利
アルデンヌ突破/スダン攻防戦/西へ駆ける/指揮権を奪われたグデーリアン/ダンケルクの停止命令/ヒトラーは何を考えていたのか/フランス降伏/戦略的近視眼/対ソ作戦計画立案に関与したのか?
第一〇章 「バルバロッサ」作戦
あいまいな目標と不充分な戦力/内実を伴わない装甲部隊増大/空虚な勝利/深まる困難/スモレンスクの戦い/グデーリアンと戦争犯罪/モスクワかキエフか/キエフ会戦/「台風」作戦/解任
第一一章 深淵への転落
療養の日々か?/懐柔されていたグデーリアン/装甲兵総監/新装甲部隊構想/「城塞」作戦/上級大将に決闘を申し込んだ元帥/「装甲部隊論争」/抵抗運動との接触/グデーリアンの「日和見」/暴露された戦略眼の欠如
第一二章 斜陽を受けながら
米陸軍への協力/貧窮するグデーリアン/何ごとも忘れず/『電撃戦』の演出
終 章 修正された自画像
あとがき
グデーリアン年譜
主要参考文献
写真・図表について
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