目次
無垢の歌 大江健三郎と子供たちの物語
- 野崎 歓(著)
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◆第一章 チャイルドライクな文学のために
「文学国語」と「論理国語」
大江健三郎を教科書に?
子供っぽさの魅力
チャイルドライクな文学
◆第二章 学生作家の栄光と不安
憧れの仏文
翻訳から創作へ
くそまじめな精神を打破せよ
さらば、象牙色のジャガー
◆第三章 赤んぼうの敵
本当の主人公生殺与奪の権
三島由紀夫は批判する
にび色の瞳をしたきみ
◆第四章 一九六九年のパーコーメン
ホメーロスのごとくに
切除と不在
頭部への打撃
共感の源泉
◆第五章 鳥は歌い、鯨は叫ぶ
ギミー・シェルター
「善きもの」と「魂」
樹木は鯨となる
精霊としての幼児
◆第六章 逆転また逆転
子供たちの行進
空飛ぶ円盤と立体スクリーン
オノマトペの嵐
走れ、われわれの子供ら
◆第七章 反時代的ゲーム
村の消滅にあらがって
困惑させる細部について
記紀神話の世界へ
再生する神話
◆第八章 神隠し願望
不屈の抵抗かくれんぼの誘惑
「神隠しに遭いやすき気質」
少年は境界を超える
◆第九章 男たちよ!
長篇から短篇へ
同級生交歓
壊れていく男たち
パパの帰還
◆第一〇章 「ただいま」と「お帰り」
敷居をまたぐとき
出たり入ったりする運動
「死んだ人間もまた帰ってくる」
帰還する子供
◆第一一章 上品な人間
人物再登場
非=性的人間?
非=生産的人間?
人間の真っ当さ
◆第一二章 未来の子供
イーヨーとお祖母ちゃん
個人神話を造り直す
時間差と悲しみ
オープンエンディング
文学は再来する
エピローグ――年老いたヒカリとともに
◆あとがき
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