目次
十字路が見える 完全版 1 東風に誘われ
- 北方 謙三(著)
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第一部 ふたりだけの空
さあ歩こうか
昔からロックンロールだろう
声だけのデヴィッド・ボウイがいた
レシピなんか蹴っ飛ばせ
これが男の夜なのかな
負け惜しみの味だった
カレーライスを見つけたら
薬丸自顕流の門は遠い
腕に野球のボールを付けた
季節を独り占めしてやろう
アディオスだけをぶらさげて
またしてみたくなった旅
旅で失った銭は取り返さない
懲りても懲りないのは不屈か
若葉マークだどいてくれ
ニューオリンズはまだ遠いぞ
小説はイメージの芸術なのだ
ある日鈍色の空の下
昔は違法ではなかったこと
空の上にも遭遇はある
パラダイス・アゲイン(i)
パラダイス・アゲイン(ii)
パラダイス・アゲイン(iii)
耳がどこかに行ってしまった
たまには口から唾を飛ばしてみよう
人生の灯台を持ってみるか
魚ではないものが釣れるのも釣りだ
砂漠に書きたい詩がある
遥かなるアフリカのバオバブの樹
口が痺れて性格が歪んだ
正しい文学青年だったころもある
暑さと訃報が一緒にきやがった
ただウイスキーだと思うなよ
煙になって消えてしまうもの
いつか君のバーへ行こう
迷惑メールとの悲しき闘い
落とし穴には気をつけろ
車と映画は恋人同士だ
実話だから君は嗤ってはならない
さらばわが疾走の友よ(i)
さらばわが疾走の友よ(ii)
やっぱりライブは最高だ
地球が小さくなっていく
君と馬鹿を共有しようぜ
毒食らわば皿までだぞ
口笛を吹くと青春というやつが見えた
文学はいま革命と言えるのか
薔薇と金魚と十字路(i)
薔薇と金魚と十字路(ii)
人生は十字路の連続である
第二部 いまそこにいる君は
また君と歩こうか
時には格闘家の気分になって
私は血の涙を流したことがない
もうヤクには手を出さない
うむ音痴ではなかったぞ
学生であることが恥ずかしかった
出るものを出しきればよかった
恋人が百人いてなぜ悪い
ああ幻のライブに泣いた
若いころできたことを忘れたい
苦手なものがあるのが人間だ
寂しいと言ってみてなんになる
袖の下になにかが見える
白き手を白いと思うなよ
男二人がサングラスをかけて
イタリア人だったこともある
パイプ削りも文筆修業だった
いつかピアノを弾いてみたい
貧乏爺ちゃんは今日も往く
同情を受け入れる時も来る
記憶の連鎖は快感なのだ
いつかどこかで勝新太郎
男の人生は見果てぬ夢か
背をむけた世間のむこうに
ここでは書けない歌詞の話
ふと昔をまさぐってみただけだ
ふるさとは遠きにありてなのか
無垢なるものを勝手に人は欲する
犬が独り言を聞いてくれた
生きものが教えてくれた
たまにはいいことを書いてみたい
実験なのか冒険なのか
深く静かにとは考えなくてもいい
運でもなく技術でもないなにか
日本人は日本人らしく生きろ
いつか磨くものを見つける
人生の講釈は任せてくれ
観たいものを観たいはわがままか
長すぎる物語などないのだ
言葉が言葉以上のものになる時
いつも心に描きたい絵がある
時代が天才を作ったのか
朽ち果てずに絵はそこにある
純粋だと消えるしかないのか
5いつか天国で宴をやろうよ
君も私も男であり続けようぜ
不器用だけの人生もまた
強い男伝説の村に生まれて
さあこれから蒔き直しだぞ
知らない土地に迷いこむまで歩こう
[特典小説]ブルースがあたしを抱いた
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