目次
ＥＸＴＲＡＲＴ ＦＩＬＥ３６ ＦＥＡＴＵＲＥ：白昼夢の劇場／少女の遊戯
- アトリエサード（編）
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■目次
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▼FEATURE：白昼夢の劇場／少女の遊戯
◎朱華《絵画》
〜写実的に描かれた身体は、一部分を残して消失していく
★茫漠な情景と乖離で表現される儚く虚ろな身体
◎SAKURA《人形》
〜人に寄り添うのではない、一定の距離を保つ他者としての人形
★リアルと非リアルのはざまで、人形はどんなヴィジョンを見ているのだろう
／写真・田中流
◎大野泰雄《立体・絵画》
〜リアリティを持てなかったタブローと違い、陶だと、次々と作品が生まれた
★原始に遡る視線のもと生み出される陶やタブロー
／文・志賀信夫
◎森本ありや《絵画》
〜ユニークなアリヤンキャラクターが遊ぶ、極彩色の奇妙な世界
★さまざまなモチーフをパズルのように組み合わせ、その謎を探求するように描く
◎石松チ明《絵画》
〜エロティシズムを深掘りしていくことこそ、自分のやるべきことだと思う
★美の価値観を変えようと描く、エロスとユーモアに満ちた「不美人画」
／文・志賀信夫
◎Zihling《絵画》
〜少女たちは、まるでドールのようであり、怪物のようでもある
★甘さとグロテスクさが共存する孤独な劇場で、永遠に続く一人芝居
◎濵口真央×中井結《絵画》
★蝶が導く、頽廃美に埋もれた少女の情景
◎緋衣汝香優理《人形》
〜長いまつ毛、神秘的な表情、演劇の一場面を観るかのような饒舌さ
★アンティークな空間で妖しい物語性漂わせる人形たち
／写真・田中流
◎喜藤敦子《絵画》
〜ふたりの少女を描くときは、なぜかいつも、おかっぱとロングヘアの組み合わせになる
★油彩とテンペラの混合技法で、物語性豊かな幻想世界を描く
／文・志賀信夫
◎佐藤文音《版画・絵画》
〜夜、締めたカーテンの向こうで何が起きているか空想を巡らす
★夜のノワールな雰囲気を漂わせる、謎めいた白昼夢の世界
／文・並木誠
◎山田ミンカ《人形》
〜身体に施された模様もまた人形に表情や物語を与える
★造形から服まで工夫を凝らし、多彩な表情を見せる
／写真・田中流
◎都築琴乃（遊）《絵画》
〜描く女性に笑顔はないが、肯定的な存在として描いている
★死の気配を纏いながらも、優しく包み込んでくれる深遠な闇
▼REPORT
◎「第26回岡本太郎現代芸術賞（TARO賞）」展
〜未知の才能を発掘する登竜門「TARO賞」
★最優秀該当者なしでも、特別賞4名と入選者たちが表現力で圧倒
表紙及び目次背景／朱華《Missing 2》
執筆者名を省略した記事／文・沙月樹京
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