目次
新版 お金の減らし方 (SB新書)
- 森 博嗣(著)
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新版のまえがき
まえがき
第1章 お金とは何か?
お金はもともと仮想のもの/お金は社会が保証したもの/お金は価値を測る物差し/価値を交換するためにお金がある/価値は誰のためのものか?/他者のためにお金を使う人たち/価値を見極めるためには?/自分の欲求をよく知ることが基本/値段が価値ではない/ものの値段に左右されないこと/コミュニケーションが個人を拘束する時代/お金がないからできない?/お金に価値がある、という勘違い/自分の欲求を見定めること/目的があれば仕事も楽しくなる/将来にツケを残さないこと/価値は時間経過で変化する/うまい話には裏がある?/お金が目的になるのは倒錯/交換によって個人が自由になる/自分の満足を得ることが最終目的/損をさき、得をあとにする鉄則/基準は自分。人と比較しない/自分の自由を防衛する費用……
第2章 お金を何に使うのか?
札束をオーブンで焼いた母/財布の紐が緩むって、何?/「なにか買いたい」症候群/「一点豪華主義」の心理/「自分で作ったから」という言い訳/沢山作られたものは安くなる/欲しがる人が多いものは高くなる/売ることを前提としてものを買わない/自分が買ったものは自分で消費する/自分でものを作ることで価値が増す/お金に困る原因は十年まえにある/必要だからしかたがない、という罠/どれくらい欲しいか、が基本/本人がしたいかどうかで判断/それは本当に必要なものなのか?/誰もいない環境を想像してみよう/他者に認められたい症候群/ストレスを解消するためにお金を使う?/自分の欲しいものがわからない人たち/目先の楽しさを求めると虚しくなる/あなたの未来のためにお金を使う/母が買ってくれたニッパの話……
第3章 お金を増やす方法
餌で釣られないように/確実にお金を増やす第一の方法/手っ取り早くお金を増やす第二の方法/リスクと引き換えでお金を増やす第三の方法/さらにリスクの高い第四の方法/ギャンブルはお金を減らす立派な方法/人からお金をいただく方法/遺産がもらえても遅い/人間の仕事はどんどん楽になっている/工学部は就職を斡旋している/手に職をつける、ということ/仕事量と賃金は比例していない/仕事を覚える、ということ/就職と転職について/大学や大学院の社会人入学/会社勤めを辞めて商売を始める場合/感謝をされる仕事がしたい症候群/先輩が仕事を教えてくれない症候群/嫌な思いとお金を交換する/とにかく勉強が大嫌いだった……
第4章 お金がないからできない?
「お金がない」とはどういう意味か/人は常に欲求を満たす道を選択する/社会は「合理」でできている/あなたは、誰に支配されているのか/家族の理解が必要なのは何故か/個人を制限する精神的な拘束/周囲の理解を得るためには/目的のためには犠牲が必要である/お金がないという言い訳が欲しい人/本当の趣味人は人を誘わない/「お金がないから……」は相手に失礼/お金で買えない夢を持っている人たち/他者との関係を自分の願望にしても……
第5章 欲しいものを買うために
偉そうな人は、偉くない人である/人に良く見られて、なにか得がある?/好きなものに敏感だと、お金持ちになる/僕は自分の仕事にほとんど興味がない/手に入れたあと価値が増すもの/熱心に取り組めば価値が生じる/自分が好きなものは、いずれ活かされる/誰でも、好きなものでは博学である/価値は、自分自身の中で育つ/ものを買うことが自分への投資になる/将来性に対してがめつくなろう/欲しくて買えないものばかりだった/欲しいものを探す旅を続けた若い頃/インターネットは革命的だった/ネットオークションで世界が変わった/個人の手仕事が価値を持つような時代/価値のあるものは、市場に出ない/スペシャルな品には独自の流通がある/価値がわかる人のところへ価値は届く/価値は評価者によって決まる……
第6章 欲しいものを知るために
欲求のセンサが麻痺している人たち/周囲と一緒ならば安心だという心理/仕事が趣味になってしまった人たち/ストレスを発散することが生きる目的か?/子供のように素直に憧れる気持ちを/ぴんと来るものを見逃さないこと/僕は後悔というものをしたことがない/好奇心を抱くことが人間の特長/目を輝かせた時間を思い出そう
あとがき
解説(古市憲寿)
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