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旅についてのアンソロジー。
好きな作家さんばかりだったので手に取りましたが、やっぱり一番好きだったのは島本理生さんのおはなし。いいなぁ。言葉選びが本当に好き。
期待していたのに期待はずれだったのは井上荒野さんの作品。
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2015/02/17再読。
泣く女 西加奈子:男子高校生2人、太宰治の縁の地を訪ねて竜飛岬へ。
捨て子たちの午後 島本理生:弘前の教会。恋人2人と牧師。
下北みれん 井上荒野:恐山。男2人と耳が聞こえないフリをした女子高生。
死霊婚 嶽本野ばら:五所川原の賽の河原。婚約者を失った男。
寄り道 夏川草介:嶽温泉。助教授と院生が亡くなった助教授の妻の実家を訪ねる。
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泣く女 西 加奈子 ★★★★
捨て子たちの午後 島本 理生
下北みれん 井上 荒野 ★★★★
死霊婚 嶽本 野ばら
寄り道 夏川 草介 ★★★★★
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青森を旅した日のことを思い出した。確か、もう6年くらい前の夏。あちこち国内を旅してきたけれど、北へ向かって旅してる時は、いつもより背筋をピンと伸ばさなくちゃ、って気持ちになるのは何故だろう。
しばし余韻が残るような読後感が心地良かった。目的地っていうのは、その土地じゃなくて、人と出会う場所なんだね。
どこか遠くの世界とつながっているような最果ての場所。そうかぁ。そういうことだったのかぁ。旅の終わり、始まりの旅。日常を離れて、どこか遠くへ行きたいな。
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青森は、遠くて謎めいた土地に思える。その青森に旅する短編5編。やっぱり、遠くて謎めいている。いつか行ってみたいなあ。
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旅が好きなのと、西加奈子さんが気になってたのと、夏川草介さんの文章が読みたくなったら、これにたどり着きました。
西加奈子さん、すごく好きになった!
リズムが好き。
日常の明るさの中に切なさがある。
そんな気持ちに光を当てて輝かせてくれた感じでした。
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5人の作家からなる短編集。
「泣く女」(西加奈子)
「捨て子たちの午後」(島本理生)
「下北みれん」(井上荒野)
「死霊婚」(獄本野ばら)
「寄り道」(夏川草介)
各作家が青森を題材として書いているが、本のタイトルが「旅の終わり、始まりの旅」となっているので思わず手に取ってしまう。巧妙。
どの作家も”らしさ”が出ていて本を読むきっかけとして最高な一冊だ。
また旅のお供としても最高。もちろん行くなら青森。
夏川草介さんの「寄り道」は必読。
美しい白神高地、岩木山が描かれ、ほろりと来る良い作品。タイトル通り「始まりの旅」となる。
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私は最後の夏川草介の『寄り道』が1番好きだった。終わり方も世界観も。先生は、どんな気持ちで彼女を連れて行ったのかしら。。その次が島本理生の『捨て子たちの午後』、西加奈子の『泣く女』。嶽本野ばらの作品目当てで読み始めたけれど、結果今までに読んだことのない人の作品がとってもいい、という新発見ができたので非常に良かった。
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青森にみんな行く。
実際にみなさん青森まで旅して描いたらしい。
青森に行きたくなる。太宰治も読みたくなるな。津軽。
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青森に行ったときのことを懐かしく思いだしながら読みました。
一番前に収録されている「泣く女」がすごく良くて、その後はさらっと読み流す感じでした。
嶽本野ばらってこんな感じの文章書くんだってちょっと意外でした。井上荒野さんの本はまだ読んだことないな。あとは、この人らしいなーと思いながら楽しみました。
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ブクログで青森の旅へ持って行く本を相談して教えて頂いた本
手にした時から読みたい衝動を堪えて持っていき
列車に乗り込んでから読み始めました(^_-)
乗った列車は五能線を走り、本に出てくる地名は
今通った場所だったり、これから行く場所
短編なので1編を読んで、景色を見たり
次を読んで駅弁を食べたり・・・と本当に旅を楽しませてくれる本でした!(^^)!
アンソロジーなのも、また良かったです♪
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青森の旅、弘前、五所川原、金木、岩木山、
太宰ゆかりの地の旅行思い出した
しかも西加奈子さんの「泣く女」は
太宰の津軽旅だったし、
おもしろかったー
堀田くんのへんな自意識と
それを突っ込むノリオ
2人の友情が微笑ましい。
初めて読んだ、夏川草介さんの
「寄り道」もよかった。
青森また行きたいなー
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直前に読んだ西加奈子の本が最悪だったので、再び西加奈子で始まり飛ばし読み。(読んですらないかも。)
最初の数編はあまり良い印象が残らなかったが、最後の2編が良かった。
それだけなら☆4、☆5。
夏川草介の読後感の良さに救われた短編集だった。
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夏川さんの小説が読みたくて図書館で借りたけど、期待していたほどではなかった。
その他の小説の世界観もよくわからず、私とは相性が良くなかったかな。
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全体的に霧がかった感じのアンソロジー。雨のシーンが印象的だからかな。夏川草介の「寄り道」と西加奈子の「泣く女」が好きだった。岩木山を眺めに行ってみたくなった。