紙の本
様々な身近にある現象を経済学的に考える
2018/01/07 22:14
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
経済学は何も金銭が絡むときだけ使える学問ではありません。様々な社会的事象を説明する1つのツールです。それを強く意識させられる本だと思います。
携帯電話については価格差別の考え方が紹介されています。価格差別には完全価格差別、グループ別価格差別、自己選択型価格差別の3種類あり、そのうち完全価格差別は実現が困難です。グループ別価格差別が最もわかりやすい価格差別でしょう。映画などは大人と高校生で料金が異なりますが、これは需要の価格弾力性が大人と高校生で異なることから、高校生には割安で見られるようにすることで、大人からは多くのお金を取って利益を得、高校生もたくさん入れて利益を得ようとしているものです。このような二部料金という値付けは賢い方法だと思います。自己選択型価格差別は携帯電話もそうですが、OfficeソフトなどもWordとExcelのセット販売やそれにPowerPointも一緒になったプレミアムセットもあり、それぞれが必要なものを買うようにすることで、単体だけが必要な人も1つのソフトだけで買え、多くのソフトが必要な人も割安にソフトを購入でき、どちらも自社製品を導入してもらえるようになるわけです。
選択のパラドックスは面白い概念です。あまり王道の経済学という感じはしませんが、確かにそういった面があるでしょう。選択肢が多すぎると、迷いが生じ、むしろ商品を買わなくなってしまう。種類が豊富すぎるのも良くないということです。
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NHKの番組「オイコノミア」を書籍化したもの。
経済っておもしろいんだ。
大竹先生が一番面白いし、よくわかる。
又吉直樹の、「経済ポエム」もうんうんってうなづいちゃう。
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いろいろな事象を経済学の観点から説明してくれていて面白かった。
対談形式で又吉さんの例えとか発言にさすがと感心させられた。
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これは!おもしろいです。テレビを観ないので、どんな番組かは不明ですが、本書だけでも経済学のちょっとした入口になるし、用語なども難しく考えず知ることができます。図やデータも多く掲載されているので、ここ数年であれば、授業の資料としても使えそうです。
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○NHK教育テレビにて放送されている「オイコノミア」の書籍。
○経済学を身近な事例から紐解いていく作品で、研究者・学者が交代で解説を行っている。
○少々専門的な話しもあるが、経済学の入門として良い本。
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1度だけ見たTVが面白かったから読んだ本。
「行動経済学」とう学問があることを初めて知った。
身近な生活をもとに、経済学的な思考方法を学ぶのにとてもいい本だとおもう。
比較優位、時間割引、情報の非対称性、順応仮説、37%ルール辺りの単語は覚えておきたい。
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#読書開始
・2015/6/19
#読了日
・2015/6/23
#経緯
・テレビで何度か見ておりおもしろい番組だと思ったので、本でも購入。
・大竹文雄氏の著書は好きなので購入。
#達成、満足
・その辺にある初歩的な経済学書よりわかりやすい。
・経済学とは?に回答できるくらいになれる。
#感想
・経済学という固そうに感じる学問を、就活、恋愛、スポーツ、保険など日常生活に存在するものに当てはめて説いている。
・日常生活と結びつけており、また専門用語を簡潔に説明しているため、すっと入る。
・又吉氏が経済学初心者で、教授陣と対話形式で進めていく流れも、理解を助けている。
#オススメ
・経済学を初歩から学びたい方にオススメ。大学生、高校生でもOK。
・経済学を理解している人には物足りない。
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最近、暑くて、本ばかり読んでいます。
「オイコノミヤ」朝日新聞出版 2014/3/20
ピース又吉さんが出演している
NHKの番組の内容をまとめたものです。
経済学用語が、わかりやすく解説されています。
私が気になったのが、比較優位の原則。
もともとは国際分業の利益を説明したもので
「一国の経済において、他国より比較優位を持つ財やサービスの生産に特化し
比較劣位にあたる財・サービスは輸入することによって互いに多くの財を消費できる」
という原則です。
適材適所を見極め、分業した方が、お得ですよ!ということかな
と思ったのですが、よくよく考えてみると、そうでもないような…
得意分野に特化するということは、それ以外を捨てるということです。
それが、その国の弱みにつながらないか…
と思いました。
たとえば、零細企業には、組織の継続性を考慮し、
マネージャーとして人を育てることが重要視される
大企業のような査定はありません。
むしろ、高齢者は、いくつになってもプレーイングマネージャーとして
現場に立ち続けることができ、それこそが中小企業の醍醐味です。
数少ない仕事に、人員がひしめいている会社も多いと思います。
仕事を抱え込むことは、自己防衛であり、他者に仕事を分け与えようものならそれは、自身の弱みにつながります。
では、自分がリタイアした後、組織はどうなるのか…
それを考えたところで、査定対象にはなりません。
自分の在職中に、自分さえ利益を享受できればよいわけです。
比較優位の原則、考え方は、すばらしいのですが、比較劣位を、他国に、手放した後、どこかの属国になってしまうような気がしてなりません。
こんなうがった見方は、私だけでしょうか。
それでは、また。
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就職、結婚、出産など身近なテーマを経済学で解く。芸人やクリエイターになりたがる人はやはりギャンブル気質。
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文句なしの最高の一作。
好きな女性にはプレゼントを贈り誠意を見せた方が良いが、この行為は経済学用語で「シグナリング」といいう…など巷の風説に裏付けをしてゆく。
①利用者が1-2人のゲームは楽しめないが、利用者が増えるにつれソフトも増え楽しめる。さらに利用者が増えれば、プラットフォームとしての市場が完成するため、利用料金も安くなるしソフトも増え、右肩上がりに上昇してゆく。
②結婚は、「夫と妻が、それぞれの得意分野を行うことでお互いに自由時間も増えて楽になる」「家電や家賃が実質半額」メリットがある。
③新しいマグカップをタダで渡せば、500円以上じゃないと売りたくない。新しいマグカップを渡さなければ、200円以下じゃないと買いたくないと「保有バイアス」が働く。
④痩せている方が太っている人より社会で成功しやすいのは、目の前の利益ではなく、将来の利益のために頑張れるから。
⑤24種類のジャムよりも、6種類のジャムの方が売れ行きが良い。
などなど。また、時間が経ったときに読みたい。良かった。
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テレビ番組「オイコノミア」の書籍化。各テーマに関して、20ページ弱でまとめられていて読みやすいけれど、もう少し分量を増やして深掘りしてほしかった。経済学を使うと、いろいろな身の回りのこと、身近なことを読み解くことができる。逆に言うと、読み解くための道具として作られたのが経済学なのかもしれない。経済学の取っ掛かりに読むにはとても良い本だと思う。もしまたテレビ番組の方が復活したら毎週見るつもり。
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たけの書見台より​。 http://mk​bamboo.net/2014​/07/05/1835?utm​_source=rss​&utm_medium=rss​&utm_campaign=p​ost-1835
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流石に経済学専攻からするとポップすぎる内容。
超短期、長期のものは直感、中期に関わる意思決定は科学的に説明しやすいなあと思った。
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経済学だけでなく、人間の幸せについての根本的なところにも触れられている。他人との比較、幸せは4日しか続かない、モノを買うより海外旅行のほうが思い出が残る、等。
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ここで扱われている経済学的行動原理と自分自身の行動原理がぜんぜん合わないことがわかった。
自分はおかしいのだろうか。
番組内のコメントだからだろうか、又吉さんのセリフにやや言わされている感がある。