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hontoレビュー

吾輩ハ猫ニナル

吾輩ハ猫ニナル みんなのレビュー

第57回群像新人文学賞 受賞作品

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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.6

評価内訳

18 件中 1 件~ 15 件を表示

2014/09/01 10:00

投稿元:ブクログ

中国語と日本語+Jポップ読みみたいな雰囲気。中国語が堪能な方に読んでもらったら「むかつくわー」とのこと。すごく面白かった。特にスピッツのくだり。
気の抜けた会話文と地の文の硬くも柔らかくもないあの感じ。漱石好きは楽しめる(すごく笑った)。それともやっぱり「むかつくわー」になるのかな。

2015/11/14 00:36

投稿元:ブクログ

あらゆるところに企みが隠されていて楽しい。日本語がかなり相対化されていて、言葉遊びも満載。それをひとつびとつ味わっているうちに読了。ただ、知的にはたいへん満足できたけれど、別世界に連れてはいかれなかった。ひとつには、恐るべき他者が描かれていないからだろう。スケッチ的には描いてあるが、それと関わりを持ちかけたとたん、主人公は猫になってしまう。

2014/09/06 01:10

投稿元:ブクログ

「日本語を学ぶ中国人」を、想定した文体は、中国語を学ぶ日本人にとってもニヤリとしてしまいます。
タイトルどおり、夏目漱石のパロディが散りばめてあるらしいのですが、私は殆ど読んでなくて、そこまでは楽しめず。

2014/08/19 01:59

投稿元:ブクログ

漢字を中国語で書いた小説。日本語と中国語が混ざった文体。中国語が初級でも、使われている漢字が面白かった。

2016/02/27 10:54

投稿元:ブクログ

中国語で書かれた日本語の本。趣向が面白い。文も徐々に吸い込まれるような不思議な感覚。日本人の父と中国人の母を持つ主人公のドタバタ劇が単調ようだけどジワジワ来る文章で面白い。

2015/01/06 12:14

投稿元:ブクログ

中国語使いだが、意味不明だ。外国人の日本語の勉強にもならないし。作者の練習文章或いは自慢を読まされた感じ。

2014/08/15 15:45

投稿元:ブクログ

こういう書き方があったのね!という新鮮な驚きがあった。でも…、それ以上のものではなかったような…。淡々とした書きぶりに独特のユーモアがあって、何かもう一押しあれば好きになりそうな気がする。

2014/09/05 22:43

投稿元:ブクログ

「吾輩ハ猫二ナル」(横山悠太)を読んだ。何なんだこれは。前菜だけで終わってしまったディナーのようだ。確かに新しくて面白いんだが、圧倒的に量が足りない。もう少し読みたいのに。電子書籍の難点は、本の厚さが目視できないことと、脚注がある場合に本文と行ったり来たりの操作が面倒なことだな。

2014/12/26 11:11

投稿元:ブクログ

主人公は森見登美彦の作品張りの「めんどくさい」人物。
めんどくささ全開で上海から蘇州での一人暮らし、そして東京秋葉原での体験までを綴る不思議物語。
最後数ページは意味不明(^^

2014/09/02 01:06

投稿元:ブクログ

ごく短い作品ですが,読むのはちょっと苦労しました。
奇抜でおもしろい試みですね。
ウィットに富んだ駿の独白が心に残りました。

2015/06/01 22:12

投稿元:ブクログ

中国育ちの日本人による身辺雑記&日本旅行記という体で書かれた小説(著者は中国留学中の日本人とのこと)。旅行記は日本を外部の視点で異化して描いているのだが、舞台が秋葉原だけに元々異化されているのではないかと思わないでもない。

2014/08/02 00:57

投稿元:ブクログ

2014年群像新人文学賞受賞作であり、先日の芥川賞候補作となった作品(受賞はならず)。著者のデビュー作。

日本語を学んでいる中国人の友人が「日本語はとにかくカタカナがやっかい」自分の日本語レベルで読める小説はないかと聞かれ、ひと昔前の小説を渡した。すると今度は「カタカナが少ないのは良いが、時代遅れの漢語ばかりで読みにくい。とくに夏なんとかという作家の作品は漢字の使い方がでたらめ」だという。そこで、日本語を学ぶ中国人のための小説を書こうと思い立つ。その作品が「吾輩ハ猫二ナル」であった。

文章はカタカナを全て漢字に置き換え、また
日本語と漢語が激しく入り乱れる。最初は読みづらくもありますが、疲れることなくだんだんと慣れてくるのは散りばめられた現代の日本や中国に対するユーモラスな風刺表現のおかげでしょうか。
作中にあるスピッツの名曲「ロビンソン」の歌詞の解釈には笑ってしまいました。
物語を楽しむというよりも、実験的(知識の乏しい僕には少なくともそう感じられました)な文章表現を楽しむ作品だと思います。

2015/07/23 21:59

投稿元:ブクログ

おもしろい(興味深い)小説である。どの文字(中国の漢字、日本の漢字、ひらがな、カタカナ)をどのように配置(本文か、ルビか)するかによって、同じ出来事を描いても、全く見え方が異なるし、読み手の頭の使い方も変わる。(漱石が明治時代にやったことと同じと言えば同じなのだろうが、今までに無い角度で漢字仮名交じり文を読んでいるという感覚は、漱石の文章より本書の方が強い。)それを軽妙なストーリーとともに様々に変奏して実証している。物語としての感動はないが、その着想や構成の巧みさはお見事。読んで損はない。

2014/07/18 03:38

投稿元:ブクログ

群像新人賞受賞作、芥川賞候補作。
本誌で読んだときから、独特の言語感覚が気になっていた。単行本で再読しても、やはりこの語彙のセンスに注目してしまう。この『日常的な非日常感覚』というのが非常に『群像』らしい新人賞受賞作だと言えるんじゃないだろうか。『新潮』や『文學界』のカラーではない。

候補になったニュースを目にしてから、芥川賞をとってくれないかと応援していたのだが、受賞には至らなかった、残念。

2016/10/12 00:28

投稿元:ブクログ

第57回群像新人文学賞受賞作品。

思わず吹き出しちゃったくらい笑えるユーモア小説。
日本語を学ぶ中国人向けの日本の小説を書こう、というコンセプトで書かれた小説であるとのことだが、逆に日本人にとっても中国語を学ぶというか親しみをもつのにいい小説なのではないかと思った。
中国人にとってカタカナはかくも大敵とは。主人公の中国人と日本人のハーフ(とは言わないんだっけ)もカタカナが憎く、彼の語りで進められるこの小説はずっと本来カタカナで表される単語に中国語の漢字(に日本人向けにカタカナのルビがふられている)が当てられているが、ラスト猫になった後の文章は自然にカタカナが使われている。これは何を意味するのか……。猫になったことによって彼の中で何か悟ったというかはっちゃけた感じは受けるけれど。
「どうして俺はこんなにへそ曲がりのつむじ曲がりのおたんこナスなんだ。本当は日本のことも大好きなくせに。(p133)」とあるように、猫になってふっきれて「本当は日本のことも大好き」だということを受け入れたので日本特有のカタカナ文化も受け入れた、というところだろうか。
大してかかわってもない猫を「先生」と呼ぶところ、好き。

笑えたところ。
・中国人たちのロビンソンの歌詞への無理解。
なんだよルララってみたいな。確かに(笑)
「男女紛紛たる議論の末、結局これは神経病者かアルコール中毒者のうわごとを誰かが口述筆記したものであろうといった者の意見が、最も有力となった。(p46)」
・日本に来て税関を抜ける際に「おかえりなさい」と言われたので、メイドカフェ(とは何か主人公はいまいち理解できずに、ただの喫茶店だと思い込んだまま入店)でおかえりなさいませーごしゅじんさまにゃーん! と言われたのを日本の文化だと思い込み「ただいま帰りました」と答えたところ。
「機場でも珈琲店でも何処でも「おかえりなさい」というフレーズは用うものらしい。察するに「いらっしゃいませ」の意味もあるのだろう。畢竟日本人はあいさつ狂である。ましてや「おかえりなさいませ」とはご丁寧なこった。それにしても、最後の「にゃーん」は何事だ?」

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