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異邦人

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みんなのレビュー82件

みんなの評価4.0

評価内訳

82 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

不思議な感じ

2017/01/25 01:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earlgrey33 - この投稿者のレビュー一覧を見る

何冊か原田マハさんの本は読んだけど、この本はちょっと毛色が違う感じ。大好きな作家さんである宮本輝さんの小説を思いおこさせます。落ち着いたなかで淡々と進んで行く物語にはやっぱり引き込まれます。この引き込まれていく感じ原田さん独特かもしれません。

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2015/04/06 07:25

投稿元:ブクログ

+++
一枚の絵が、ふたりの止まった時間を動かし始める。
たかむら画廊の青年専務・篁一輝(たかむら・かずき)と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長期逗留していた。妊婦としての生活に鬱々とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗の画廊で、一枚の絵に心を奪われる。画廊の奥で、強い磁力を放つその絵を描いたのは、まだ無名の若き女性画家。深く、冷たい瞳を持つ彼女は、声を失くしていた――。
京都の移ろう四季を背景に描かれる、若き画家の才能をめぐる人々の「業」。
『楽園のカンヴァス』の著者、新境地の衝撃作。
+++

惹きこまれるように読んだ。京都の古より続く暮らしの美しさ、暮らす人々の立居振舞の美しさ、日々の暮らしに根づいた風流を肌で感じられる気がした。そこに、声を失ったという謎めいた未開拓の画家の登場である。惹きこまれないはずがない。東京での篁家と有吉家の関わりや、それぞれのお家事情などが絡みあって、セレブリティの内幕を興味本位で覗くようなミーハー的悦びもあり、純粋に美に没入する菜穂を応援したい気持ちにもなる。画家・白根樹(たつる)の謎が解かれるとき、それまでの不可解が腑に落ちる。ただ、菜穂を京都に長逗留させるのに必要だったのだろうとは思うが、原発事故の影響から胎児とともに逃れることを理由にしたのには少し引っかかるものがあったのも事実である。美しく純粋で残酷な一冊である。

2015/11/06 22:59

投稿元:ブクログ

京都を舞台に、逗留していた資産家の若妻と画家や画廊をめぐる物語。
美術界を扱うのはお手の物ですが、ドラマとしては新境地のようです。

画廊経営者の息子で専務の篁一輝は、資産家の令嬢・菜穂と結婚した。
東日本大震災後で原発の事故が起き、妊娠中の菜穂は、京都に一時避難することに。
菜穂は美術には目利きで、祖父のコレクションを有する有吉美術館の副館長でもあった。
うつうつと過ごしていた菜穂はある日、老舗画廊で小品『青葉』を発見する。その絵の作者はまだ無名の若い娘・白根樹だった。
京都に馴染み、謎めいた白根樹の作品にのめりこんでいく菜穂。
ところが、東京では画廊と有吉不動産の経営は危機に陥っていた‥

最初は、お金持ちらしくわがままな印象だった菜穂ですが、美術への感性が鋭く、真摯な気持ちを抱いていることは伝わってきます。
ある意味では、東京の家族に何もわからない若い娘のように扱われていて‥そのへんをひっくり返して反逆していく話かも。
鷹野せんの家に預けられてからは素直な感じに。
こういう京都なら知りたいと思いますよね。

悪気はないけど周りに押され気味な夫の困惑。
自分を押し通しているけど、その陰には以前からの事情も実はあった有吉の母。
京都画壇の重鎮や、老舗の画商。
どろどろした人間関係は、さわやかな印象が強い原田マハにしては、ねっとりしたストーリー。
ただその描写はあまり突っ込んではいないので、修羅場は追っていません。その辺が原田さんらしい、抑制したタッチになっています。

画家の樹も神秘的な面があっていいけれど、最後に明かされる点は、‥え?
まとまるような、まとまらないような。
芸術家と作品への尊敬が何より輝いているので、他の面が出てくると意外な落ちに感じるようです。

2015/06/25 23:31

投稿元:ブクログ

元キュレーターの著者らしい作。
絵画や着物、京都の街の描写はとても美しく、雅な雰囲気に溢れている。その雅さと、登場人物たちに見え隠れする影との対比がこの作品の味わいどころでしょう。

単純なストーリー展開ではなく仕掛けが施されていて、そこを面白がれればよかったのかもしれないが、いかんせん、私にはついぞ縁のない裕福な家庭の優美な遊びに気後れしてしまい、なんとなく楽しみそびれた感じ。

著者の美術テーマの作品は、その道のプロフェッショナルなだけに秀逸で、いつも楽しみにしていたのに今回は残念でした。
単に、自分に美術を理解し、鑑賞して堪能できるだけの素地がなかったと言ってしまえばそれまでだけれども。
うーん、でも詰まるところ、それが原因かもなあ。

2015/05/24 23:05

投稿元:ブクログ

なるほど。
最後まで読んで、表紙の絵に納得。

登場人物がセレブばかりで、ある意味ファンタシーな感じ。

雑誌連載だったのか、単行本で読むと少しくどい部分があるように感じた。

絵の表現が素晴らしいな。
まるで自分がその絵の前にいるような気持ちになってくる。

2015/11/06 14:02

投稿元:ブクログ

グイグイ読ませたし引き込まれたけど
アクの強い身勝手な人ばかり。
震災についても描かれてることや
何より「自分は正しい」「だから私の考えにみんなが従うべき」な人を身近に見ているだけに
(それも震災で更に増強しただけに)
読後感はモヤモヤ。
内容はドロドロしてるのに全体に清謐にすら感じるのは筆者の力量か。

【図書館・初読・11/6読了】

2015/07/12 08:53

投稿元:ブクログ

前半を読んでいて原田マハも変わったなぁ、ちょっと内容が日記みたい、京都がそんなに好きなの?ブルジョアのお嬢さん菜穂のわがまま話には付き合えないよと思っていたが、後半、違います。主人公の菜穂が力強い女として本領発揮、出生の秘密もわかって、そうか、やはり強い女性を描く原田マハの作品だと思えてくる。夫の一輝が情けない。金持ち能力なし男の寂しさが印象的、そして最後の終わり方が少し不満、もう少しこの後の話がほしかった。

2015/03/15 20:37

投稿元:ブクログ

心が打ち震える。とにかく、引き込まれ感が凄い。うっかり読み始めて後悔する。もう少し、あとちょっと・・・と、頁をめくる手をなかなか止められない。読み進めたい欲望を断ち切るのに一苦労w 続きは、寝食そっちのけで、一気に読み上げてしまいました。美を解するとは、恐ろしく崇高なことであるなぁ、と。拍手喝采。

2015/03/30 13:34

投稿元:ブクログ

京都を楽しみたい人にはおすすめ。
美術界の裏側をのぞきたいひとにも。

しかしこんな話だったとはー。
そうかー。
てっきり旦那はそっちではなくあっちとくっつくことがあるんじゃないかとおそるおそる読んでいたら、もっとおそろしいことに。

結局たねさえあれば、経済力をもった女という性は無敵だよな、と、思ったのでした・・・。
もちろんそれだけじゃないんだけど、登場人物たちが惹かれあう理由は。

このあとがどうなるのか・・・。

2016/04/29 14:38

投稿元:ブクログ

有吉美術館の副館長・菜穂とたかむら画廊の専務・篁一輝夫婦。放射能汚染を恐れて京都へ避難した妊婦の菜穂は画廊の応接室で見たある一枚の絵に魅了された。それは無名の話すことができない女流画家の絵だった。アート業界の経営が厳しくなる環境の中、あやうい均衡がいつか崩れ落ちそうな物語が始まる。

京都画壇や美術業界のドロドロとしたものが見え隠れする。夫婦、親子、男女、義母義父との関係が昼ドラのような感じで、いつか壊れるんだろう、それがどう壊れるのか、読み進めながらどきどきしてしまった。ただ、母親も菜穂も一輝も金持ちの鼻につく感じで感情移入はまったくできなかったけど、美術に魅了されることがこわいとは思った。

2015/05/08 08:59

投稿元:ブクログ

東京の老舗画廊の御曹司、一輝。妻で身重の菜穂は東日本大震災後の放射能汚染を恐れて京都に一人で避難中。
菜穂は私設美術館の一人娘で絵画を見る目は人並み外れている。
菜穂は京都で出会った言葉を失った美しい女流画家白井樹の絵に魅せられる

目に浮かぶような絵画や京都の町家のしつらえ。夏の京都の暑さや祭りの壮麗さなどの描写が素晴らしい。

一輝の画廊の経営が傾き、菜穂の美術館が持っているモネの睡蓮を、一輝は母親の克子からある手段を使って譲り受ける。それを知ってショックを受ける菜穂に書道家が、美術作品は誰のものでもないのではないか、と語った言葉が心に残った。

表紙の高山辰雄の絵画も物語にとても合っていた。

2015/04/23 20:21

投稿元:ブクログ

優れた審美眼を持つ菜穂が見出した樹の作品は、どんなだろうか、と想像しながら読みました。美術館に行きたくなります。ラストは物足りなかったです。

2015/08/26 00:56

投稿元:ブクログ

たかむら画廊の青年専務・篁一輝と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長期逗留していた。妊婦としての生活に鬱々とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗の画廊で、一毎の絵に心を奪われる。画廊の奥で、強い磁力を放つその絵を描いたのは、まだ無名の若き女性画家。深く、冷たい瞳を持つ彼女は、声を失くしていた―。京都の移ろう四季を背景に描かれる、若き画家の才能をめぐる人々の「業」。『楽園のカンヴァス』の著者、新境地の衝撃作。
「BOOKデータベース」より

美術館に行きたくなった.
もう長いこと美しい情熱に触れていない.無性に心が乾いていることを感じた.涙がこぼれた.いろんなところに深いふかい溝を感じた作品だった.
本の中で紡がれることばから頭の中に浮かび上がる絵はきらびやかで美しく、紅葉の葉一枚が、苔むした岩一つが、目の前にあるような感覚に陥るような文章だった.
激しい感情は感性を守る鎧、譲れないものをもつものは強いと思った.
京都はよそ者には不親切な街だ、よそ者を受け入れない街だ、とよく聞く.それは一面事実であるけれども、そうではない部分がある.京都のうわべだけを見るものには開かれない扉があるのだろう.求める心が強ければ開く扉もある.
才能は裕福な家の子どもに降りてくるばかりではない.才能を見出す人がいて後世に残るものもある.絵から情熱を感じるたびに、作者だけでなく、それを残そうとした人々へ尊敬の念を禁じえない.
嗚呼、美しいものに触れたい.

2015/04/12 11:42

投稿元:ブクログ

京都を舞台に絵の世界を垣間見せてくれ、セレブな人々のお家事情(恋愛、夫婦、母娘間のあれこれ)。京都の街案内としても面白かった。お家事情はさらっとし過ぎていた感もあるが、美術に的を絞ったとしたらこうなるのかな。

2015/08/09 21:35

投稿元:ブクログ

装丁が見事。読後、本を閉じて、表紙を見た瞬間、背筋がすっとなった。

作品としては、最後の駆け足がやや残念。もう少し軟着陸でもよかったのでは。

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