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「あのな。ニンゲンの器は最初から決まっているんdな。いくらたくさんそそぎこまれて全部受け止めようとしても、最初から大きさの決まった器にはそれ以上入らない。入らなかったものはあふれて零れる。水はあふれて、床とかが濡れて終わりだけど、ニンゲンはそうはいかないんだ。入らなくてあふれた時、壊れるんだ」
内容紹介です。
ごくごくフツーの高校生・赤城友也は、不幸のドツボにはまっていた。クリスマスを目前にしてカノジョにフラれてしまったのだ。その上、通りすがりの美女からは「死神に気をつけろ」とナゾの言葉を投げられる。――家に帰った友也を待っていたのは、従弟だという見知らぬ少年・雅だった。無愛想な少年の世話を押しつけられてしまった友也は、ふとしたことから彼の秘密を知ってしまって!?
主人公って、誰なんですか?この話の。
タイトル見てると女の子だと思ってたんですが、どうも違うようですし。
だからといって、友也でもない。
なんというか、主人公不在のお話を読ませられた気分。
ちょっと胸がもやもやします。
しかもなんか、話の筋がはっきりしない。
よくわからない。
ラストもラストで、ねぇ。
高遠さんって短編が駄目なのか、それとも話を終わらせるのが苦手なのかどっちなんだろう?
今のところ、読んだ話全部ラストがすっきりしないんだよなぁ。
ただ、現代物なので、高遠さんの中では少し毛色が違った作品かもしれません。
読む物がないときにでもどうぞ。