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紙の本
遺伝子連鎖地図の理論を初めて解説した本
2001/03/09 09:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:三中信宏 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は分子マーカーを用いた量的形質座位(QTL)分析のための「りくつ」を解説した国内初の本である。それだけでも十分にお薦め。分子育種の応用研究では本書が射程としている手法が日常的に用いられている。基礎遺伝学のみならず育種現場の研究者にとっても役に立つのではないだろうか。著者は、本書と関連して、統計遺伝学のためのサイトも開いている。読書案内など参考になる情報が掲載されている。
【目次】
はじめに
第1部 遺伝解析の基礎と原理
第1章 組換えと乗換え001
1.1 遺伝子の連鎖と組換え003
1.2 キアズマの形成様式013
1.3 キアズマの遺伝的制御と環境による変動023
1.4 キアズマと乗換え029
第2章 DNAマーカーと連鎖地図033
2.1 DNAマーカーと多型033
2.2 連鎖地図041
2.3 分離世代の養成045
2.4 マーカー数と個体数054
2.5 プログラムの準備055
2.6 データの入力056
第2部 連鎖地図の作成とその理論059
第3章 分離比の検定061
3.1 χ二乗分布による適合度検定061
3.2 分離比のχ二乗検定064
3.3 分離比の歪み071
3.4 分離比の判定073
第4章 連鎖検定077
4.1 連鎖検定の原理077
4.2 χ二乗検定による連鎖検定078
4.3 尤度比による検定087
第5章 組換え価の推定091
5.1 組換え価推定の旧法091
5.2 最尤法093
5.3 組換え価の推定099
5.4 組換え価推定上の効率119
5.5 遺伝子型間の生存率差および致死因子134
5.6 誤分類の組換え価推定への影響145
第6章 マーカーの群分けと順序づけ151
6.1 連鎖群へのふり分け151
6.2 連鎖群内の順序162
第7章 地図関数173
7.1 地図距離と組換え価の関係173
7.2 染色体長を含まない地図関数179
7.3 染色体長を考慮した地図関数187
7.4 地図関数の比較190
第8章 連鎖地図とその遺伝育種的利用195
8.1 連鎖地図の作成195
8.2 連鎖群と染色体の対応211
8.3 地図距離と物理距離との関係215
8.4 グラフ遺伝子型219
8.5 連鎖地図の遺伝育種的利用225
第3部 QTL解析235
第9章 量的形質の遺伝効果237
9.1 量的形質の遺伝モデル237
9.2 純系由来集団の平均243
9.3 2純系由来集団の分散と共分散245
9.4 遺伝率と寄与率247
第10章 QTL解析の理論249
10.1 区間マッピング法249
10.2 区間マッピング法によるQTL解析の効率270
10.3 分散分析法によるQTL解析283
10.4 重回帰分析によるQTL解析288
10.5 複合区間マッピング法291
第11章 QTL解析の効率向上と遺伝育種的利用
11.1 QTL解析についての留意点
11.2 QTL解析に関連した方法
11.3 QTLの遺伝育種的利用
引用文献
索引
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