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紙の本
「お客に選ばれる店舗」の条件にホスピタリティーの創造がある。ユニバーサル・デザイン店舗7原則を提示
2000/07/17 09:15
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
" 大規模小売店舗法(大店法)に代わって2000年6月に施行される大規模小売店舗立地法(大店立地法)には,高齢者に対する配慮規定はない。著者は,本格的な高齢社会下で流通業における“勝ちの条件”の一つは,消費行動の変化に対応し「お客に選ばれる店舗」となることだとする。
消費者の購買行動は今後ますます,“よい気分で買い物したい”欲求充足型へと変化し,ホスピタリティーを感じてもらうことが必要と指摘している。そのような店舗環境を創造するデザインの目的は,すべてのお客が「安全に安心して買い物」「買い物を楽しむ」「満足度が高まる」「一人でも買い物ができる」「尊厳が守れる」——の5点に集約され,バリアフリー及びユニバーサル・デザインにより実現する。
建設省のハートビル法で取り入れられた社会的責任としてのバリアフリー化を一歩進めて,積極的な集客戦略と位置付けている点は,流通業の経営管理者が見落としがちだが,今後経営を左右しそうな点だ。「ユニバーサル・デザイン店舗7つの原則」を図やデータを交え解説するなど,建築関係者にも読みごたえのある内容となっている。"
(C) ブックレビュー社 2000
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