生産管理入門 第２版 みんなのレビュー

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投稿者：ブックレビュー社　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は，モノを効率的に生産するためにはどのような管理が必要かを，体系的に基礎から解説している。1989年の初版以来13刷を重ね，多くの読者に利用されている。今回の第2版では，生産管理の業務においてもコンピューター技術の役割が大きなウエートを占めていることから，コンピューター支援の項目を新たに追加した。ただし，これらの情報技術に関する記述は要約にとどまり，キーワードを確認するぐらいの用途に利用するのが良い。
むしろ，多くの処理がコンピューター化される中，それらの処理がどのような目的で行われているのかを本質的に理解するのに，改版される以前からの内容が役立つ。生産管理というと，どのアイテムをいつどれぐらい作り，そのためにはいつ部品を手配すればよいかといった，生産計画，購買計画立案ととられがちだが，本書では生産効率を最高にするために行うべき管理について，すべて網羅されている。工程管理や資材管理はもちろんのこと，設備管理，品質管理，環境管理や人事管理などについての役割やその意義，それぞれで一般的に利用されている管理手法についても言及している。
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