紙の本
ずぶねり
2015/08/13 21:55
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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
雑誌に掲載された連作の短編を収録したものですが、各タイトルとペンネームが笑えます。京極堂や巷説シリーズからは想像しにくいけど、京極さんってこういう人だわ。
まず分厚さに吃驚すると思いますが面白いので一気に読めました。
紙の本
読み終わる頃には…
2002/06/02 16:51
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投稿者:小林はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
一粒で2倍おいしい、なんてメじゃない本。
これは一冊で3倍も4倍も、いや、読みようによっては10倍くらいおもしろくなってしまう本なのだ。
私にとっての京極本はなんとこれが2冊目。
「姑獲女の夏」を読み上げ、独特の京極世界に足をふみいれつつあった私だが、どうしても次の本へと手が出ない。
だって…。
京極本、怖いんだもの。夢に出てくるんだもの。
現実離れしているようなのに、妙なリアルさが心に残る。
栞なんて必要ないほど一気に読み上げなくちゃいけなかった京極本の恐ろしさと自分の体力を考えて、小休止せずにはいられなかった。
そんな私が待ちに待っていたのが、この「どすこい(仮)」。
ホラーじゃない京極本と知り、喜んで飛びついた。
忘れられない、京極本の不思議なあの味を、また味わえることができるなんて! しかも怖くないだなんて、より素敵!
優雅に窓辺でくつろぎながら少しずつ読んじゃおうかしら。
そんな思いで本を開いちゃったんだけど。
あー、今までのものとジャンルは全然違うのに、
構成だって文章だって違ってるはずなのに。
やっぱり栞いらずで一気に読み通さずにはいられなかった。
なんなんでしょう、この魅力。
正直なところ、この本でパロディをしている元ネタ本の中には、まだ未読のものもあったのだけれど、そんなこと全く関係ないわっていうようなおもしろさ。
あー、ホラーじゃないから安心だなんて思っていた私が甘かったのね。
怖くないからリラックスしてバクバクお菓子食べながら読んじゃったおかげで、読み終わる頃には自分の顔の方が「どすこい」になりかけ。しかも、この場合は(仮)なんてついてはくれない。
ある意味、これって他の京極本よりも怖くない?
京極本の中で最も恐ろしい本、それが「どすこい(仮)」。
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あのね。
「これを、あの京極堂シリーズの作者が書いたの!?」と疑いたくなるような、くだらなくて面白い作品です(笑)。
京極夏彦氏はいろんな手を持っていらっしゃるなぁ。ただ、表紙が・・・ちょっと、手に取りにくいんですけど(苦笑)。
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よく書いたなこんな馬鹿話。
菊池先生の「外谷さん無礼帳」に通じるものがあります。
そういやあれも太った方のお話だ。でもこういう話こそ大好きだ!
基本的に悪ノリほら話系大好きなので、腹かかえて笑わせていただきました。「力士」を表す言葉ってあれだけあるんだなぁなんて妙なところに感心したりもしました。
確かに雪降る深夜の道を行進する力士の姿なんて、「金を払っても見られるものじゃない。払って見たくもない」ですが。
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ずばりタイトルそのまま。森作品「すべてがFになる」などすべてが京極氏の手にかかり、どすこいに(笑)見た目どおりかなり暑苦しい内容となっています。元々の作品を読んでいると非常に楽しい話です。
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これを、何と評したらよいのか分からないジャンルのお話です。
短編なのですが……。
そうタイトルの通りに、どすこい人が一杯出てきます。
しかも、パロディーです。
上質なですけど。
どうして、こうなっちゃうのねという変貌ぶりですが。
笑えます。
楽しいです。
普段、装丁で本を買わないのですが、これは買っちゃいましたね。
表紙絵はしりあがり寿センセですしね。
とにかく、馬鹿馬鹿しいけど面白い。
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表紙にドキっとさせられましたが、
パロディの話一つ一つが次の話とリンクしていて一つの話としてまとまっているのはスゴイなぁと思いました。
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京極夏彦せんせ〜が呉軍師の知能レベルにもわかるように書いてくれた!(笑)わかる!わかるよ、せんせい!ウォ〜タ〜!(ヘレンケラー?)
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相撲取り苦手なんです。あのたぷたぷした人肉がダメ〜〜〜!! この本はベストセラーのお相撲さんパロディです。もうこの時点で意味わかりません。爆笑。く、くだらない〜!(褒めてる)
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ムチムチのお相撲さんがあしらわれたこの一冊。見たからに想像は出来ると思われますが、お相撲さんが「これでもか!」「ええい!これでもか!!」というくらい盛りに盛られている…お相撲さん盛り沢山な作品です。ベストセラー作品の…パロディ。だけど、出てくるのはお相撲さん。なんで?と問い掛けたいくらいにお相撲さん。もう、最高に笑わせて頂きました。京極夏彦先生の懐の厚さを思い知りました。ああ…すごい。
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なんとなくだらだらしたいときに読むにはいいんじゃないかなー、という本ですが、くだらないギャグが好みではない人にはお勧めできません。
うわー、くっだらないなー、馬鹿だなー、と思いながら読むための本だと思います(褒めてますよ?)
とりあえず元ネタを知っていると面白さ3割増くらいですか。
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あのね。「これを、あの京極堂シリーズの作者が書いたの!?」と疑いたくなるような、くだらなくて面白い作品です(笑)。京極夏彦氏はいろんな手を持っていらっしゃるなぁ。ただ、表紙が・・・ちょっと、手に取りにくいんですけど(苦笑)。
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京極小説のキーワード「漢字が多い」「難しい」「分厚い」のうち、「分厚い」だけを残した作品。力士の祭典。他の作家の有名作品のパロディ仕立てギリギリを疾走する力士!強烈なツッコミ!意味不明なシチュエーション!話の内容に特に意味はないと思われます。それくらい、徹底してギャグを追及しています。潔く。
意図的に「下手」に書いているようですが、言葉選びの絶妙さは健在。笑いのタイミングを外さない筆運びはまさに職人技。
ちなみに、タイトルだけで単行本、ノベルス、文庫のどのバージョンかが解るという、機能的な作品です。
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いや〜馬鹿馬鹿しい。章ごとの題名がすべて有名作品をモチーフにしたものになってます。(「すべてがデブになる」など)パロディというほどそれぞれの作品をパロってるわけではなくて、どちらかというと内輪ネタ。完全にお遊び。素直に笑った。結構好き。
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京極さんの本は結構もってますが、この本は作風が変わってるとおもいます。
まじめに面白いことを書いて・・・・憎い〜!(笑)