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紙の本

自分の体を知るために検査の準備や心構えを外科医から情報公開

2000/07/22 06:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐藤 真理子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 病いはそれだけで気が重い。さらに,患者にとって医療に関することは謎だらけである。医師の説明は(あったとしても)患者に分かりにくいことが多かった。医師から専門用語で話しかけられても患者はそれだけでこわばってしまう。例えば,どんな検査が何のためにあるのか。具体的に何を準備すればいいのか?気になることは山ほどある。医師にとっては見慣れたX線像であっても患者にとっては違う。白い影や黒い部分にどんな意味があるだろうか。しかし,3分診察の現状では気軽に質問ができるわけでもない。そこで“センス”のある医師たちの間でどう説明したらよいかと試行錯誤が始まった。その試みのひとつの形が本書のような図解を盛り込んだ一般市民向けの解説書である。
 この本の特筆すべきは,画像と立体的な「スケッチ」を並べて一組としているところである。解剖学のテキストと異なり,本書の「スケッチ」は,患者向けの“翻訳”機能も持つ。読者は何度も見比べて,医師には「何が見えているのか」を認識できるからである。例えば,造影写真では見えない癌の部分を「スケッチ」のなかに確認することで,「どこに問題があるか」を,また「問題のあるところはどのように写るのか」を知ることができる。
 加えて触診についての解説が目新しい。医師が何に触れ,何を調べているのかわからず,不安に思った患者もいたことだろう。続く検査についての章は,準備と心構え,方法(通常の検査時間),検査後の注意,結果として得られる病状という簡潔な構成になっている。
 本書の読者は,検査内容や医師に確認したいことを認識しやすくなるだろう。少し苦言を申し上げておくと,図の配色は目に優しく,配慮も感じられるが,例えば解剖学用語等には,ふりがながほしい。また,患者は検査の内容や準備(食事や排便,服薬についての注意など)だけでなく,衣服をどこまで脱ぐのかなど周辺のことも知りたいものである。これで膨大な医療のすべてを網羅できたわけではない。ぜひ続編を期待したい。

(C) ブックレビュー社 2000

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