投稿元:
レビューを見る
茶屋次郎の名川シリーズは、今回から岬シリーズとなったようで。
その第一弾です。
この茶屋次郎シリーズ、これで11作目なのですが、
どうも登場人物の個性が薄いように感じられます。
もちろん、茶屋さん、サヨコさん、ハルマキさんなどの主要登場人物は
個性に溢れているのですが、それ以外がどうにも印象に残っていない。
各シリーズには毎回、ヒロインとなる人物がいるのですが、
どれもこれも同じようなしゃべり方をする同じような人間で、強烈な個性はない。
まあ、そんな強烈な個性を持つ変人では困るのかもしれませんが…。
そう、しゃべり方なのです。
どうも、このシリーズに出てくる登場人物は、みな同じように話しているような感じがします。
毎回、いろいろな場所に行っているのですが、特に方言なんかもありませんし。
方言丸出しでは話が分からなくなるのでしょうが…。
どうもみんな普通にデス・マス口調。
そして警察の人はいつも横柄。
なんだか型が決まっているような…。
………
ただ単に私の読み方が浅いというだけかもしれないのですが。