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久しぶりに読み返してみたらこういう本だったっけ??とびっくりした1冊。けっこう好きだったのに。
本を読み返すとこういうことがあります。
この本は旅に出たくなるシリーズです。
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2・3話目に入っていた話の夫婦が何だか少し悲しい。もう少し大人になってからもう一度読みたいと思った。
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ちょこちょこ色んなお話はいってます。不倫!っていうより、南米を感じる作品が多くてスパイシー&ビビッドな本でした。作品ごとに南米の写真と素敵な絵がはいってるのも好きだなー。
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南米と不倫が結びつくのは、彼ら自身、そういう内容のドラマも大量生産してるし仕方ないんだけど、この小説は南米で描かれる不倫ぽさじゃなく、内容はやっぱり日本的にじっとりしている。冒頭の「電話」ね。こわいけど、それ以上に、あの、遠い地で何がなんだか分からなくて、時間が経つにつれて重くなってく感じが描かれていて痛々しい。あと小さい家を嫌っていた母「小さな闇」、南米にいる友人が流産してどのこうのという「日時計」、このあたり、よいです。
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南米を舞台に様々な恋愛模様を描いた7編からなる短編集。
ばななさんの小説はそんなにたくさん読んでるわけではないけれど
特に衝撃的なことが起こるでもなく淡々と静かに男女の機微が語られてゆくイメージがある。
今回はタイトルそのものの“不倫”がテーマであるけれどドロドロした内容とはかけ離れている。
読者によっては不倫もいいかも♪とさえ思わせるようなサラっとした文章で綴られている。
(問題発言でしょうか^^;)
冷静な中にチラチラと情熱的な何かが垣間見える女性たちが魅力的。
これらの短編の中の『プラタナス』と『窓の外』が印象深かった。
南米の開放的な写真とイラストをふんだんに織り込んだ画集めいた雰囲気もあって
巻末にはばななさんの旅行記も読めて楽しめます。
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吉本ばななってこんな感じで書く人だっけ?短篇はやっぱ嫌いだ。それに、これ、旅行記だし。わざわざ小説に直さなくてよかった気がする。
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ちょっとの間探していて、でもなくってってしていたらマグカップを買いにいったその道で出会いました。
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南米が舞台の「別れ」がテーマな短編小説です。
傷つきが重くなく、でもきちんと表現されていて、
いいなぁと思いました。
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『人生はたくさんの事件の連続で、愛する人になにが起ころうとまわりはじぃっとみているしかない。実際身動きひとつとることもできない。気持ちがぐるぐる回ることだけが愛をしめす唯一の証拠だ』
不倫と南米、まさにそのまま(笑)
アルゼンチン、ブラジル…。
この挿し絵が苦手だ、わたしの夢にでてくる白黒の世界みたいで。でも南米って明るさとこの種の暗さが共存してるかんじがする。
この本は普段の吉本ばななとかちょっと違う気がする。そんなときがたまにある。それらはきまって海外取材をしてる作品だったりする。やはり影響をうけてきてるのかな
写真もあって国々をまわりながらストーリーを生み出すばななさんを想像したら尊敬したり逆に微笑ましい気持ちになったりした
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題名通りの完璧な短編集
他の作品に思い入れがなかったのに、つい買ってしまった。短編より長編できれば連作という好みなのに、この本はどの短編も好きだ。
女性的でも渇いたところがあり、視野も狭くなく、細やかさは失っていない、そんな女流小説であることが堪らなく良い。登場人物が少なくても、不倫をしていても(しているからこそ?!)、世の中と繋がっていて、過去から未来への道筋の途中であることをきちんと意識している、普通の女性が描かれている。綺麗だったり、経済的に恵まれていたり、といったご都合主義なところはなく、相方も同様に普通の男性だ。
不思議と他の小説は読んでも記憶が無く、読む気にもなれないのだが、この本がきっと完璧すぎるからだろう。
不倫を題材にした小説の中でも当然、白眉の出来、不倫は日常であり、当たり前のことだから、素敵にするもしないも、当人次第、素敵になるもならないも御同様。
素晴らしい。
2000年、読了。
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タイトル通り。
不倫をしている主人公と、南米という暑く、重く、しかし決してねっとりとしていない、罪悪感すら感じさせるくらいの照る太陽をもつ土地が織り成すいくつかの話。
「窓の外」がとても印象的。
あの淋しさは、いくら腹をわって話せる親友がいても、精神的にも肉体的にも満たしてくれる文句無しの恋人がいても埋められないものだと思います。
でも私は不倫はしないぞ。
な~~んつってな!
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南米のエネルギーがある。
ヨーロッパに似た街並みと抜けるような青空が共存してると
どんな感じなんでしょう。ブエノスアイレス。
サブマリーノ飲みたい。イグアスの滝見たい。
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実際に南米に行ったんだろうな、とすぐ分かる、そして実際見たんだろうなというエピソードもすぐ分かる、臨場感溢れる小説。旅行記と小説の間で、どの主人公も吉本ばななの体験や感受性を色濃く映す。表紙とタイトルから結構ドロドロというか、ギラギラした感じ(山田詠美的な)かと思っていたけれど、中味はばなな的な、喪失と再生の物語。読むうちに自分の旅の経験を思い起こされて、すぐに旅に出たくなった。
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大学近くのカフェcat’s cradleの本棚にあったので読んだ。
http://swimmingpoolsg.tumblr.com/post/2685654365/cats-cradle-travel-books
南米に行きたくなった。
日本よりずっと危険なのは分かるけれど、むき出しの純粋さがあるようにも見える。
よしもとばななは、普通の女の子が抱える根拠のない、何の支えもない静かな孤独を柔らかく表現する作家だと改めて思う。
どれも静かな物語だけれど、南米の魅力が伝わってくるし、甘酸っぱい香りがして良かった。
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実際に南米に行って感じたインスピレーションで作ったお話群。
ちょっと暑くて、陽炎の中に居るような、不思議な感覚の読後だった