絵で見てわかるリサイクル事典 ペットボトルから自動車まで みんなのレビュー

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投稿者：ブックレビュー社　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　2000年4月から容器包装リサイクル法がスタートした。2001年の4月には家電リサイクル法が施行される。まずはこうしたリサイクル法案が後押しすることで，使用済み品を捨てずに再度製品の原料に利用するという資源循環型社会の構築を目指す動きが始まっている。リサイクルは21世紀の主要テーマといえる。では，今後順調に資源循環型社会を築いていくうえで最も重要なものはなにか。それは静脈産業の育成だ。製品を生み出す側ではなく，廃品を回収し，分解・分別して再生する工程を経済的に成立させることだ。そのために早く効率的に，安くリサイクルする技術が必要となる。本書は自動車や家電はもちろん，蛍光灯や電池，木材，古紙に至るまで再生技術の現状をまとめた。大きめのイラストを掲載するとともにイラスト中にも説明文を盛り込んで分かりやすさを追求した。5分もあれば一つのテーマを読み切ることができる。リサイクル技術の“超”入門編として手早く読む本といえる。

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