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国際関係を語るには他国の歴史を知ることが重要。
台湾の歴史はこれ一冊で基礎がすべてわかる。台湾を知ろうと思う人は必読の品。
この作者である蔡易達先生の授業を受けていたが、これを読むとよりいいたいことが深く理解できた。
なぜ、台湾が親日国なったのか、なぜ日本治世がよかったのか、どこが悪かったのか、それをよく理解している人だからこそこのような本になったといわざるを得ない。
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オランダ人による台湾占領の主要目的は台湾を国際貿易の中継地点にすることで、その貿易の主な対象は中国大陸、日本、東南アジアであった。
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台湾(中華民国)では、自国の歴史として「中国史」を習っていた。民主化し1997年になって、史上初の「台湾史」の教科書ができ、これはその日本語版である。日本の統治時代を含め、"台湾人"が台湾の歴史をどう受け止めているか知るのに役立つ。
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台湾は、どんな国なのかを知りたくて、この本を読みました。
150ページ弱の本ですが、台湾の歴史を知る為の入門書だと思います。
特に、1895年から1945年までの日本統治時代と1945年以降から出版された現在までの歴史について、わかりやすく書いてあると思います。
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おすすめ資料 第277回 (2015.3.27)
台湾の中学校用、台湾史の教科書の和訳本です。
現代の台湾は、本省人と外省人に代表される、複雑な社会背景の上に成り立っています。
この本では、そういった台湾の歴史や社会事情を学ぶことができます。
なお、図書館には、原著の《認識台湾》全3冊も揃っています。
中国学科の方は、ぜひ原著も読んで、より理解を深めてください。
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李登輝時代に作られた、画期的な中学歴史教科書。それまでの大陸中心史観からの脱却をはかり、様々なエスニックグループが混在する台湾社会の現実を踏まえた歴史の語り方を簡潔に示したテキスト。たくさんの写真を含みながら、日本語の訳文にして150頁足らず。現代に近づくにつれて政治的な意図がはっきりとした記述になってくるが、それにしても、よく練られていると思う。最近、政府が歴史教科書を中国寄りに改訂しようとしているとして、それに反対する台湾の高校生が教育部に侵入した事件があったが、このテキストで学んできたならば、そういうこともあるだろうなと思う。
また、このテキストを読んで、台湾から世界を見るというのがどういうことかも少しわかった気がした。
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1997年に初めてできた台湾史教科書の日本語版。台湾の歴史が比較的客観、中立的に描かれていて、素人でもザッと読みやすかった。入門書としてはとても良いのではないかと思う。