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少女失踪事件を題材にした、現代アメリカが舞台のミステリーもの。読み終わった後の深い余韻は、ミステリーだからと侮れません。
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少女失踪事件に端を発した、幼なじみ2人の刑事の生育からもたらされる秘めたる葛藤が生成した不条理な人間関係が、ミステリーと共に人生時間をいったり来たりしながら解きほぐされていくドラマ。人は正義/悪だけの価値では生きていくことが出来ないが故に、様々な世界を自他で作成しそれを楯にすることによって、自己を守ろうとするのだが、その楯の分だけ他者と離れてしまう、存在する為のある種の不幸について。
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前の職場でもらった一冊。
長編ミステリー小説。
結構厚い本でしたが、テンポもよく驚きの結末でした。
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時間軸がわかりにくくて、ちょっと読むのが辛かった。簡単に言ってしまえば、子供への虐待を大人の視点から書いたものなのだけど、
「罪」って何なのか、なんだか解説の通りでなんだけど、考えてしまった。あの中学生の恐喝事件だって、あんなに金額が多くなったからこんなに騒がれているけど、それすら始まりは無視されてしまったものね。面に出ない「罪」は、罪にならないのか。そんなことは、ない。でも、面に出なかった故に、罰を与えられないことは人をさいなむのだ。
そんなことを、思った。
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現在と過去とを交互に読ませる構成。
2人の相棒であり友人でもある刑事と少女失踪事件の謎。
注目すべきはバンク刑事の心理。
少し読むとからくりやオチまでわかってしまい、ミステリに期待する面白みを感じることはできなかったけれど、ひとえにバンクの心を知りたくて読む。