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[ 内容 ]
アリジゴク(蟻地獄)はウスバカゲロウ類の幼虫だ。
砂の中にすり鉢状の巣を掘って、餌が落ち込んでくるのをひたすら待つ―そんなイメージで調査を始めた著者は、多種多様なアリジゴクに触れるうちにその魅力から逃れられなくなる。
巣穴を掘るのは実は少数派であった。
さらに巣穴から溝を伸ばして小動物を導く巧妙な仕掛けを使う種も発見された。
日本の浜辺からオーストラリアの内陸部まで、砂の中にひそむ魔術師の生態と行動を追う。
[ 目次 ]
第1章 捕食性昆虫とは何か
第2章 砂の魔術師
第3章 アリジゴクの生活史
第4章 砂丘環境とアリジゴクの捕食戦略
第5章 さまざまなアリジゴク
第6章 オーストラリアにアリジゴクを求めて
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