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紙の本
水辺域,水辺林管理手法について北海道から発信。実務に明るい砂防関係者らが総合的流域管理のあり方を示す
2000/10/06 15:22
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近,「親水」という言葉が目に付く。都市のヒート・アイランド現象が顕著になり,これを受け,緑を増やし(東京都では従来のビルの周囲の植栽から,2000年4月からはビルの屋上にも緑を増やすよう指導),河川そのものが注目されている。しかし本書では緑,水を広義にとらえ,太古の昔より培われた自然を軸とする,水と人間の付き合い方を探る。
本書は分担執筆の形式を採り,北海道を拠点とする砂防関係者の熱いメッセージがみなぎる。河川を軸とした森林,生物群,さらには人間とのかかわりから説き起こし,水辺林の更新動態について人為的影響を含め,解説する。これを踏まえ,水辺域の管理,水辺林の再生に向けた取り組み,技術的課題を述べる。
各執筆者の専門領域を反映し,治水・治山に関係する項目も扱われ,土砂流出防止機能をもつ森林の大切さを強調する。また,水辺域管理の制度的枠組みのあり方にも触れ,環境問題に関心を寄せる人に一読を薦める。巻末には用語集が載っており,砂防以外の人にも分かりやすい内容に仕上がっている。
(C) ブックレビュー社 2000
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