紙の本
配色に関する「具体的」なテクニックをわかりやすく紹介した、配色の基本について学びたい者にとって、まさに最適の良書
2000/12/16 06:01
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おーなーしぇふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
配色に関する本といえば、色見本や配色サンプル集あるいは色が与えるイメージの解説本など、概念的・抽象的なものが多いと感じるのは私だけではないだろう。しかし、本書は配色に関する具体的なテクニックをわかりやすく紹介してくれている。
まずは配色の準備として、配色を決定する具体的な基準・ツール(道具)である「色相」「明度」「彩度とトーン」の<三属性>および「主体色」「脇役色(引き立て色)」「支配色(背景色)」「融合色(なじませ色)」「アクセント色」の<五役色>を挙げて、それぞれ詳細に解説されている。
その後それらをふまえつつ、効果的な配色・色の配置、ワンポイント的な色の使い方、反対色の利用、暖色・寒色による違い、トーンの考え方、色面積の違いによる効果など、具体的な配色テクニックが、豊富な実例とともに解説されており、非常に有益な内容となっている。
配色の基本について学びたい者にとっては、まさに最適の良書といえる。
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マスターする気はないんですけどねwなんとなく、少しはセンスようなりたいなぁ思って。内容わかりやすいっすねぇ。例しっかりしてるし。ちょろっと問題ついてるし。
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7日間でマスターできなくて2年以上手元に置いて作品作りのたびに参考にしています(苦笑)
見た事のあるポスターや身近なもので色比較の説明をしているので理解しやすく工夫されています。
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はせ氏推薦の本。スライドの色使いの参考に読みました。
■概要
印象に残る配色には、必ず原理の裏づけがある。配色に欠かせない基礎知識を色相環図とトーン図で表し、
実例に沿って配色の効果と仕組みをわかりやすく解説。配色の基礎が7日間で習得できるようまとめる。
■仕事に活かせる点
綺麗な色使い、という感覚はあっても、どうして綺麗に思えるのか、その理由は感覚的なもの?と曖昧に考えていましたが、
原理があるんですねえ。
色の三要素は色相、明度、彩度、なんて、なんとなく聞いたことはあっても、意図を持って学んだことはなかった知識が
実例を伴って大変よく理解できました。
※備忘メモ
色相:三原色は赤、黄、青で、橙、緑、紫はそれぞれの中間色。
明度:明度の最も低いのが黒。高いのが白。
彩度:彩度の高いのが原色。
まずはイメージに合ったトーン(明度と彩度の組み合わせ)を使うことを心がけます。
(さわ)
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この手のトピックには全くの初学であったが、本書に一通り目を通して、いくぶんかセンスが磨かれたような気がする。少なくとも配色を考えるときの初歩的な道筋が得られたと思う。
本書の特徴は、配色の効果を説明するときに、全く同じ題材で部分的に配色を変えた挿絵があることだ。この挿絵で異なる配色を比較することで、配色の効果を直感的に理解することができた。
また、色の特徴を色相環とトーンのみで説明するシンプルさも理解を促すのに効果的だったと思う。そのシンプルさ故に、本書は自分の成果物に対する最終チェックリストにもなるような気がする。
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やっぱ色なんだわ~というのが、とてもよくわかる本。色さえ間違わなければ、だいたいOKなんだと。安心したのと同時に、「ここしっかり抑えとこう!」と気持ちが引き締まった感あり。いろいろクリエティブを作ってきたけど、何かしっくり来ない。そんなときは色がハマっていない可能性大。色で悩んでいた人にオススメ。
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全般に共通する配色の基礎をつかめた。色相、明度、彩度、トーン、イメージ等をつかめた。様々なシーン別でのハイショク方法や配色のもつ意味、役割への理解も深まった。
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短い期間で配色の基本を押さえれる。今まで何気なく選んでいた色というものをいくつかの法則やパターンで選べるようになる。
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パラパラと読みやすい。覚えることは多い。レイアウトより理論的な印象を受ける。7日間でマスターするらしいけど、リファレンス的にも使えそうなかんじ。
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最近、大学イベントのポスター制作をすることが増えて来たので、
1年くらい前に買った配色の入門書を読み返してみた。
この本を買ったそもそもの理由は、もっと色を意識して写真を撮れるようになりたかったから。
写真もそうだけれど、良い作品って生まれつきのセンスだけで出来るものじゃないと思う。
「なぜこの構図なのか(なぜ別の構図にしないのか)」
「なぜこの配色なのか(なぜ別の色を使わないのか)」
制作過程で出るこういった疑問に「なんとなく」ではなくて、
論理的に説明できてこそ、胸を張って自分のした「仕事」だと言えるのではないか。
何においてもド素人の自分が言うのもおこがましいかもしれないが、
あらゆるクリエイティブな作品(小説、音楽など、あるいは研究も?)は
「99%の論理と1%のひらめきから成り立っている」
と言うことができるんじゃないかと思う(誰かが言っていた言葉かもしれないが、思い出せない)。
「論理」は「哲学」とか「経験」などと言い換えられるかもしれない。
ともかく、先行する人々が蓄積した技術・成果や、自身の経験から得た法則や体系、方法論など
言語化・可視化できるものが99%にあたるのだと思う。
そこを極めるのがまず第一。
そして残り1%は、言葉にできない、おどろおどろしい、情念というか妄執というか、
得体の知れない何か……そのナニカによるひらめきが、やっぱり、必要なんじゃないか。
大げさに書いてしまったけれど、僕にゃまだナニも分りません。
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本当に7日でマスターできるわけありませんが(笑)、わかりやすさではピカイチの良書です。例題がわかりやすく、「なるほど」「たしかに」と頷きながら進めることができます。ファッションセンスがない、色使いが下手と悩んでいる人におすすめです。
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色の温度感とか、若い配色落ち着いた配色など実例を見られるのはよかった。ただ後半似たような説明でダレてくるのと、例示されている写真が正解のもの以外かなり無茶な補正をかけているせいで不公平な比較となってしまっていた点が残念。
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初版が2000年で参考資料が古臭く少し萎えたが内容的には問題なく読み進められた。
色のトーンを構成する3要素(明度、彩度、色相)についてわかりやすく書かれていた。
また色の面積、配色による効果も論理的に説明されていて参考になった。
配色に対する良し悪しのベースとなる基準が少しできた気がする。もう少し配色に関する本は読む。
「日本庭園のつくり方が料理の盛り付けにも生きている」
「美味しそうに見える料理はトッピングや、備え付けなどの食材、盛りつける食器などの色彩が響き合う」
という話があって、グラフィックデザイン以外のものを見る目も変わる気がした。
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色相→赤、青、黄色といった色みの変化のこと。基本の3色とその中間3色を円上に並べる。
明度→最も明るい色が白で、最も暗い色が黒。
彩度→鮮やかな色は彩度が高く、濁った色は彩度が低い。
トーン→彩度と明度が交差して作られ、配色の印象を最も強く決定付ける。
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仕事で行き詰まっている資料作成の足しにならないかと思って読んでるシリーズです。
しかし、レイアウト基礎講座、人の心を動かす文章術は出来るかどうかはともかくとしてふんふんと読めたのにこれはダメだぁ〜。
書いてあることは理解できる。
理解できるけど、これを読んでもセンスの良い資料を作れる気がしない。
あ〜ん、センスのないものに愛の手を!