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75p原子は英語でアトムと言います。これは古代ギリシャの哲学者【デモクリトス】が物質を構成する究極の微粒子を想定して、これに『分割できないもの』という名前(atomos)をつけたことに由来
87pバルマー系列。図。天才過ぎる
118pシュレーディンガーといえばにゃんこではなく、波動力学。エル・プサイ・コングルゥ ψ(プサイ)は波動関数
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「相対性理論」と並ぶ20世紀の物理の大理論「量子論」について、わかりやすく説明した本です。ミクロの世界では一般的な物理法則が適応されないらしいんです。こうなればこうなるっていう物理法則に当てはまらずに、すべては、こうなればこのくらいの確率でこうなるっていうふうにしか表現できないそうです。そういうことを、この本にはわかりやく書いてありました。前に読んだ、『「相対性理論」を楽しむ本』と姉妹本であり、同じく佐藤勝彦さん監修です。
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量子力学について書かれた本でありわかりやすくおもしろい。高校以降の物理や化学に触れていないと細部はよくわからないだろうが量子力学というのが不確定性原理のもとに確率的な解釈がなされる学問であるということはわかるだろう。パラレルワールドなどにもちょっとふれていたりするし実用例もいくつか挙がっているので興味も持てると思う。
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シュレディンガーの猫とか多世界解釈とかロマンに満ちあふれているよね! 最後の方では現実的に量子論がどんなふうに普段の生活の中で役に立っているのかもわかって面白かったです。エキサイティングな本でした。
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このまえ、NHKのサイエンスゼロで量子暗号の仕組みを解説していた。意味が分からない、と思った。
この本を読んで、意味の分からない世界だ、ということは分かった。。。
この世には、なにやら私たちの知らない次元があって、その次元で電子は波なんだけど、我々にはこっちの次元からしか見れないから粒に見える、的なことなんだろうか??宇宙のどこかでは、電子って波にしか見えないんだけど、粒っぽいよね?と困ってる生物がいるのかもしれない。。。あはは!や、こんなファンタジーなことは書いてなかったので、私の妄想です。
とりあえず、意味は分からないけどあれこれ応用はしてる、というところに人類の図太さを感じ、さすが人類!と思った。
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量子論の「概念」を理解するにはもってこいだった。
ただし、高校で物理を履修していないと最低限の理解もおぼつかないかもしれない。高校物理でもやった干渉実験などがもろに登場するからだ。
また古典物理学的な考えを知っておくと、それを覆していく過程が本書で描かれているので読みやすい気がする。
それにしても信じられない世界である。
我々が見ていないところでは波であるし我々が観測すると粒子に見える。
そんな量子論の世界は我々の現実世界でとらえにくいのも納得。
よくわからないけど、そういう風にすると説明がいくし、実際に半導体技術など20世紀を引っ張ってきた技術にも応用されている。
その量子論の解釈をまっすぐに当てはめると「パラレルワールド」、多世界解釈論を認めるとになる(ただしこの説は少数派意見であるが)ことからもいかにわけのわからない世界かうかがい知れる。
古典物理がその完成を宣言していたにも関わらず、量子論と相対性理論の二大理論により物理学は今も進歩し続けている。
同じように、この量子論の世界にも根底にはまだみつかっていない「本質」があるのかもしれないし、ないのかもしれない。
量子論は不確定性原理を持ち込んだ世界ゆえ、それもあまり気にしていないのかもしれないが。
まぁ、こんな風にわけのわからないことを書く程度には面白い本だったのでした。
是非大学の物理化学の本、あるいは『高校数学で分かる』シリーズで数式を追い、もっと根源的な理解を目指したいと思わせてくれる本だった。
この本は見事に数式を省略しているので、あくまで概念だけのものなので。
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コンパクトながら、図解も豊富に、相対性理論と対照しつつ、素粒子の仕組みから宇宙創成解明の鍵となる『量子論の世界』を、物理科学の門外漢にも判り易く解いてくれる。
とくに興味深かったのは、5章で登場する『多世界解釈』論、そして6章-終章-の『場の量子論」解説に至る件り。
『真空のゆらぎ』ー真空とは、何も存在しないゼロでも無の空間でもなく、無数の粒子と反粒子が絶えず生成消滅していることー粒子と反粒子の絶えざる対生成と対消滅。
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一旦、「量子論」に関する本を読んだらアインシュタインの「相対性理論」がわかりやすく思える(あくまで思えるだけ・・f^_^;)というのは確かだった。波であると同時に粒子でもある電子。但し、我々が観察しようとすると波は消えてしまう。観察していないときにしか現れない電子の波。他にも多世界解釈とか壁を通り抜けるトンネル効果とか何が何やら訳がわからん理論だが、その結果は半導体技術等産業利用されているという。ようわからんけどおもしろい話だった。
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アニメのキーワードから引っかかってきた本で、ある意味動機不純だったのですが、そっちの方向でとても楽しめました。
特にパラレルワールドのあたりがツボで、量子と多世界はそんな関係があったのか!とわくわくしました。関連書籍も面白そうなら読んでみたい。
全体的に、学者って結構不思議でおかしなことを考えてるんだな・・・と感じました。数式とか詳しい理論とかにはついていけなかったけど、「この謎を絶対解く!」という学者の熱意みたいなものが伝わってくる書きぶりに引き込まれて最後まで読めました。
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量子論が相対性理論に比べて馴染みが薄いのは、同時代に出てきた相対理論がアインシュタインという一人の天才によって生み出されたのが要因として大きいのかも。ボーアから始まり幾人もの天才たちの手を渡って作られた量子論というミクロの世界の法則は、あまりにも僕らの常識を超えた原理で成り立っていた。そんな複雑怪奇な世界を「わかる」ではなく「楽しむ」という観点で整理された本書では数式などの複雑な説明を極力省きその世界観を中心に置くことによって結果としてわかりやすく、楽しめる内容となっている。そう、楽しいってのは大事だよ。
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数式を使わずに、直感的に書かれていて、理解しやすい量子論の解説書。ファインマンによると、「量子論を利用できる人はたくさんいるが、量子論を理解している人は一人もいないだろう」とあるので、本当に理解していることでないと思うが、読みやすかった。
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コレ読んで「量子論が理解できた」なんて言わないけど、それでいいんだそうな。
量子論の歴史と使われている用途が分かって楽しい本だった。
同じシリーズの相対性理論と天文学も読んでみることにする。
買ったきっかけは、ちきりんさんのお勧め。
http://astore.amazon.co.jp/chikirin090-22/detail/4569573908
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現代物理学を語る際に外すことのできない量子論。
宇宙科学系の初心者向け読本をいくつか手がけている著者らしく、まったく素養のない文系人間である私にも比較的とっつきやすかった。
量子論誕生にいたる簡単な歴史と科学者たち、有名なパラドックス「シュレーディンガーの猫」についてを、原子、電子、量子、素粒子と、基本の知識を持たない人間にもわかりやすいように解説しており、なおかつとても読みやすい。
科学技術の本はどうしても時代を経ることで内容が古くなってゆくが、専門の方でもない限り、素人としては現在の量子論最先端をいきなり理解することは難しい。
その理解の手始めの一冊としては最適なものと思う。
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半分で挫折。原発の事もありこのあたりのミクロ世界の基礎的素養をと思ったのですが…
そもそも波長とかその辺りがまったく理解できてない。その辺りは高校の時から変化なし。
変わったのは体重だけ…
とりあえずわからなくても、一気に読む方策を、次回があれば試してみようと思う。
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アインシュタインの「相対性理論」と並ぶ20世紀の大発見、「量子論」についての一般向け著書。半導体部品を生み出すきっかけにもなった量子論。その発見から現在までの歴史的な変遷と共に、その考え方や特徴をできるだけ平易に書いてくれているため、文系の私でも読み切ることができた。
「何事も確率的にしか解釈できない」、「観測されて初めてそのものが決まる」など、「事物には客観的事実が存在する」としてきた既存の科学観を塗り替えるような量子論の発見はとても刺激的。
最近では宇宙の誕生や意識についても量子論的解釈が試みられており、そのフィールドはミクロからマクロへと広がっている。
事物を根源的に説明できるような理論への発展が非常に楽しみである。