電子書籍
昔から大好きなラノベ
2018/11/09 13:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと愛読しております。もう手に入らないものと思っていたものが読めるのには感謝の一言。
痛ましすぎる経験や記憶を経てそれぞれが悟ること。自分が相手になにをみているのかということ。途中起こることは悲惨ということばに尽きるけれど、その後幽が焔の言葉を受けて取った行動、そしてさらにそれを受けた焔の気持ちに、「そうなんだろうなぁ」と、文字や短文では語りきれない物語の結果が見えると思う。ライトノベルでは唯一の、ずっと好きであろう作品。
紙の本
知ってしまったからには選ばなくてはならない。それが悲しい
2000/11/09 02:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KOOO - この投稿者のレビュー一覧を見る
敵として、友人として二人は出会った焔と幽、どちらも自分の夢を叶えるということがどれだけの他人の犠牲の上に成り立っているか理解はしていない。いや、頭ではわかっているはいるけれど本当に理解しているわけではない。そんな二人が悲しい事件の中でそういった事を理解させられていく。
自分の夢のために他人を犠牲にする。地球へ行くということは、そこまでして叶えるべき夢なのだろうか?皆の心の支えである大集会の教えを否定し、地球へ向かう事は正しいことなのだろうか?自分の夢というものはどれだけの価値があるものなのだろうか?
幽へ、読者へ、いくつもの問いが投げかけられる。
紙の本
どっちを選べばいいんだろう?
2000/08/05 02:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ユヴスケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
君には夢があるとしよう。えっ?、そんなもん無いなんて無下に言わないでさ、少しは何かあるでしょ? ビル・ゲイツになりたいとかイチローになりたいなんて大げさでなくても、あれが食べたいとか、ゲームをしたいとか、彼女と付き合いたいとか。そんなもんでも良いのさ、夢なんて。
ついでじゃないが、君には力もある。その夢を現実にするだけの才能があるとしよう。もちろん、努力も必要だ。飯も食わず夜も寝ず、なんて言うと大げさだけど、時には昼飯を食い損ねたり、一日二日は徹夜をしたかもしれない。君はそれに打ち込んで、とうとう実現可能な所にまでこぎ着けた。
でも、そこでハタと気がつかされた。君が夢を実現するためには、そこで誰かの夢を壊していやしないかと。君があれを食べたために誰かが食べられなくなったり、君と付き合ったために彼女にフラれた誰かがいるんじゃないかと。
君の夢と、他の誰かの夢。どっちの方が価値がある? それに、どうやってその価値を決める? 古くからあるとか、多くの人が共感できるとか、みんなの為になるとか、それ無しでは生きていけない人がいるとか。君だけでなく、いろんな人がいろんな事を言い出すに違いない。でも、考えれば考えるほど、どれもが誰かにとって大切だってわかってしまい、どれかになんて決められないよね。
この本は、そういったお話し。本当は、もっと切なくて、悲しくて、腹立たしくて、泣きたくなるような物語なんだけど。
そうそう、最後になったけど一つだけ方法があるかも知れない。それは、みんなが夢を持たなければいいのさ。でも、焔にはこの方法は選んで欲しくないなぁ。
投稿元:
レビューを見る
いやあ、面白かった面白かった面白かった面白かった。
猫が凄いんだもの。猫で泣くとは思わなかったんだもの。
この本の含むものは多いと思います。
宗教観であったり、歴史であったり、夢であったり。
たった数匹の猫のやりとりで、それを提示し、考えさせる物語の魅力。
SFであるから、少々ややこしい記述は確かにあります。でも、そんな所は全部読み飛ばしちゃってもよろしいです。
B級SF映画のコロニーを思い浮かべつつ、そこにカビを振りまき、そこらへんの道路にうずくまってるぼろぼろの猫達が、格好良くそのカビだらけのコロニーを闊歩する。
一つ街が出来ていたり、一つ総括する集団があり、もちろんそれに反発を持つ猫も、日常をなんの疑いもなく受ける猫も、夢を持つ猫も、夢を持たない猫も信心深かったり、良いやつだったり悪奴だったり……
ほら、普段読んでいる本と何が違いますか。
敷居は高くないはずです。
投稿元:
レビューを見る
うーん、どうだろう。戦闘シーンが読みにくい。ラジオで相撲を聞いてる感じ。どっちが勝ったかは分かるけど、それ以上はニュアンスのみ。ストーリー自体はすごく良い。
投稿元:
レビューを見る
猫の地球儀2巻
ピーター・アーツvsガリレオ・ガリレイ
そんな作品
一巻の説明と違うジャンと言われるかもしれませんが同じなんです(笑
読めそして泣けそして考えろ
物語は2巻から一気にヒートアップしていきます。
登場人物みんなのセリフがとてもいい。
自分は人の地球儀レビュー読んでるだけで泣けます
夢を持ってる人は読んで
ほんわか暖かくて楽しくてそしてハードで泣いちゃいます。
投稿元:
レビューを見る
猫の地球儀、第二巻。
トルクに住まう猫とロボット、天才と喧嘩屋の物語の第二章。
泣けます。もうボロッボロ泣けます。
大集会の手によって抹殺され続けてきたスカイウォーカー達。
その三十七番目の黒猫・幽(かすか)も、大気圏に突入可能なポッドを自ら設計し、スカイウォーカー達の夢である天体、地球儀を目指していた。
いよいよもって、長年の夢を実現する時。
幽(かすか)は思い立った。
やらなければならない事がある。
そして、天才スカイウォーカーと最強のスパイラルダイバーが、激突する。
物凄く人間臭い猫達の織り成す物語、第二章。
相変わらず余裕の無い世界に暮らす天才と、相変わらず自信の持てない喧嘩屋が、もしかしたら分かり合えるかもしれないのに結局は命を賭けた戦闘を繰り広げる、どこまでもロマンを追い求めてダメになっちまった野郎のような展開を見せる物語です(違います)(っていうか男性読者に失礼です)。
確かに二匹とも雄猫だけどさ。
改めて読み直してみると、名台詞がたくさんあります。
いやほんと。
私はどちらかというと夢を追いかける人間なので、幽(かすか)の生き方に憧れたりもします。
投稿元:
レビューを見る
つづき。怒涛の展開、心にしみる言葉、とてもいい文章、もう云うことありません。これを読まずしてライトノベルも人生も語れない!書店へ走れ!
投稿元:
レビューを見る
うーん結局、焔と幽の勝負は決着つかずかー
まぁ予想通りというかなんと言うか。
ていうか楽がー。・゚・(ノД`)
直前で盛り上げて、一気に落とすのは秋山先生のお得意技でしたね。
さらに、死んだという事実が分かっている上で
死ぬまでの経過を書くもんだから、読むのがつらくて・・
しかも、間接的とはいえ焔と幽が来たせいで
殺されてしまったみたいなもんなので、遣る瀬無いですな。
そして、幽は地球へ。案外素直についてしまうんですな、
最後どうなったかは読者次第ってところですか。
投稿元:
レビューを見る
秋山瑞人の初オリジナル。
ネットでこれがいちばん好きって言う人が結構いて驚いた。
まだ読みが浅いみたいで、文章の隙間まで読み取ることができてない。
ストーリーは◎
投稿元:
レビューを見る
「言ってみろ。心の底から答えろ。地球儀に落ちていく光は何の光だ」◆読了日不明。未所有。途切れ、別れ、終焉。
投稿元:
レビューを見る
SFとしてお薦めできる。焔と幽の対話と殺陣は何度読んでも溜息が出る。やや狭いが深く完成されている。4つ星以下の評価はできない。
投稿元:
レビューを見る
うう。久し振りに本を読んで泣きました。いい話だ。いい話なんだけど、なんか反則だぜ秋山さん?!という感じです。重いテーマを猫の子が背負っています。何の業だこれは。文明を持ってしまった者の業なのだろうか(07/02/06)
投稿元:
レビューを見る
最初に想像していたよりもかなり好き。というのが途中までの意見でしたが、最後まで読んでそれが『相当』好きに変わりました。人間が主人公じゃないのってあまり読まない(そんなに好きじゃない)のですが、これはかなりのヒットでした。色んな人が秋山さんをプッシュしてる理由が分かります。出てくる猫出てくる猫みんな可愛くて、格好いい。そしてすごく愛おしい。終わり方も素敵でした。ああ、いいわ。
投稿元:
レビューを見る
最後を読者の判断にゆだねるのはどうなんだろう。なんか色々と(主に作者)許せないんだけど、面白いのが悔しすぎる。