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ビジネス・インテリジェンス最前線 データ・ウエアハウスからCRMまでのソフトを全解説 みんなのレビュー
- 高千穂 彰 (著), 日経BP社技術研究部 (著)
- 税込価格:5,029円(45pt)
- 出版社:日経BP社
- 発行年月:2000.5
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紙の本
ビジネス・インテリジェンスを実現する情報系システムの全体像を,具体的な製品を交えながら紹介する
2000/11/15 21:15
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投稿者:丸山 浩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「データ・ウエアハウス(DWH)」ほど一般的にはなっていないが,IT業界において,「ビジネス・インテリジェンス(BI)」というキーワードが使われるようになってきた。ビジネス・インテリジェンスは,データ・ウエアハウスやOLAPなどの情報系システムを包含する企業戦略システムを駆使する方法,つまり情報活用にかかわる手法である。エンタープライズITの分野で最も成長が期待される分野と言われている。
本書は,このビジネス・インテリジェンスに関係する具体的な製品を挙げて,その機能概要・利用方法について解説している。データ・ウエアハウス10製品,OLAPサーバー7製品,OLAPクライアント8製品,データ・マイニング・ツール5製品,ナレッジ・マネジメント・ツール1製品,そして,これらを提供するベンダー26社が紹介されている。文字通り,現状のビジネス・インテリジェンス製品を一望できる内容である。ただし,著者が語る通り,ITソリューションの変化は目まぐるしい。脚光を浴びていたキーワードがあっという間に陳腐化する。そしてまた新しいキーワードが登場する。重要なのはこれら表層を流れる変化を超越した“普遍的な価値”の追求であろう。本書では,それぞれの製品の詳細なスペックよりも,その普遍的な機能にフォーカスしている。
過去,情報系システムが十分に活用されなかった要因を説明した「システムは分析結果を提示し,人はこの結果を解釈する」という言葉がある。いかに高度な分析機能を持つシステムでも,分析結果を判断に換えるためには,人の判断が介在するという意味だ。これまでのシステムは,情報の取得は行えるが,その活用を導き出す部分が欠落していた。ビジネス・インテリジェンスは,ここに対する強力なソリューションであり,社内データから新たな洞察を引き出す。
今後益々その成長が期待されるビジネス・インテリジェンス。この分野の理解に向けた一冊として,本書は非常に有効なものと言える。
(C) ブッククレビュー社 2000
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