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ツアンポー峡谷の謎 みんなのレビュー
- F.キングドン‐ウォード (著), 金子 民雄 (訳)
- 税込価格:1,100円(10pt)
- 出版社:岩波書店
- 発行年月:2000.5
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文庫
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紙の本
おすすめコメント
2001/02/08 19:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:倉知敬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒマラヤ山脈に長い流路を刻むツァンポー川は、その東端で流れを西から東へ変え、深く刻まれた峡谷となって大屈曲部を形成している。この大屈曲部は全長500キロ余、谷の深さは最深部で6000メートル余、グランド・キャニオンをはるかに上回る世界最大の峡谷である。
1924年のキングドン=ウォードの旅は、この峡谷での植物調査と地理学上の調査、幻の「虹の滝」の解明であった。その探検の記録に加え、外界から隔絶されたさまざまな民族との出合いも綴る。75年の歳月を経た今日でも、なお踏査さるべき領域、対象が残されている峡谷であり、情報が少ないところなので、本書の価値は今でもたいへん大きい。
古典的な探検記の翻訳が出版されなくなってから久しい。今、キングドン=ウォードに最も造詣の深い碩学、金子民雄氏の手によって世に出されたことは、一つのニュースである。
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