紙の本
こういう企画は興味津々ですね
2002/07/24 14:28
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投稿者:斑鳩の里より - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「五体不満足」の著者である乙武洋匡が「ニュースの森」のサブキャスター
として番組に出演したり現場取材したレポートである。
全体の構成は、第1章 電波に失礼や!、第2章 風船のキモチ、第3章 敗者、
第4章 ツイてる男、第5章 マルコス、死体、そして私、第6章 新人のミス、
プロの業、第7章 異論、第8章 過去への旅、第9章 コギャルとサル、
第10章 自由研究、第11章 模様替え、第12章 それぞれの願い、第13章
嵐、第14章 通知表、第15章 卒業の15の章に分かれている。
この本から「ニュースの森」という番組から映像として流れることのない番組の
裏側の苦労がわかったことはとても勉強になりました。
また著者が障害者の立場からバリアフリーをテーマとする内容に取り組んだことに
対する批判が櫻田淳氏から「ニュースの森」に対して「障害を持つ人は、障害者と
いう立場からのみ、物事を語るべきではない」という批判がありましたが、
僕は著者が障害者というよりもむしろ普通のフィルターでレポートしていると思う。
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乙武クンが五体不満足を出版して有名になった後。大学4年の時に、TBSの番組でキャスターとして過ごした1年をつづった本。現在、スポーツライターとして活躍している彼の原点になったのは言うまでもありません。文面からはまだ若くて初々しい乙武クンの姿が浮かび上がります。
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実は“五体不満足”よりも先にスポーツライターとしての【乙武洋匡】の文章に触れました。感性がするどく、初心者の私にもわかりやすくその選手の人となり、そのスポーツを魅せてくれる文章にぐいぐい引き込まれてから、“五体不満足”を読みました。本家? の自伝的ベストセラーよりもスポーツライターとしての活躍のほうが私は好きです。
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五体不満足の後に読んだ本。こちらは五体不満足を出版し、ニュースキャスターになってからのことが書いてある、続編みたいなもの。こちらは正直あまり心に残らなかったなぁ……
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「障害者は障害のことしかしゃべらない」
これがまちがっているのはよくわかる。
でも障害のことを伝えるのは大切なことだ。
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乙武さんの学生キャスターとしての経験をぎゅっと圧縮して綴っているもの。とにかく文章が上手いのであっという間に読めてしまう。業界の人との関わりやインタビュアーとしての心情変化(成長)が伝わってくる。個人的にはもっと長くてもいい。
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乙武洋匡という人の煩悩に出会える一冊。
乙武さんと言えば「五体不満足」
乙武さんと言えば「いつも笑顔」
乙武さんと言えば「人間のできた人」
全部合ってるけど、なんかちがう。
きっとこの人には、なにかあるはずだ。
そんな期待に応えてくれる本作は、ひとことで言えば
"「障害者」でひとくくりにしないでくれ。"
このメッセージに尽きると思う。
見た目はどうであろうと、人を好きになるし、怒るし、涙する。
それはまさしくその人が、人間であることの証明。でも忘れがちな証明。
自分は何人かの障害を持った人と接したことがあり、
ある人にはよろこばれたことが、ある人には激怒される。そんな経験をしていたので
この本は、「記号ではない障害を持った"人"」という事実を改めて考え直す
とてもいい手助けになってくれました。
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(2002.02.12読了)(2001.11.02購入)
(「MARC」データベースより)amazon
「すばらしい時間と出会いをありがとう」 電動車椅子の青年乙武洋匡が大学生活最後の一年間ニュースキャスターとして挑戦した日々を振り返る。誰にでも読むことが出来るように、漢字への振りがな付き。
☆関連図書(既読)
「五体不満足」乙武洋匡著、講談社、1998.10.20
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2013-10月13日
古い本だけど、早稲田大学在学中のニュースの森キャスターを務めた体験記。我が子と同世代の話、と思うと受け止め方も違ってくる。
好奇心、行動力、自分の意志がある!強い自分を持ちながらも人の気持ちを読み込むことに長けている。まわりのことへの冷静な判断ができるバランスの良さがすごい!!
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この本の特徴は、物理的には、小学生でも読めるように、漢字に振り仮名を打ってくれています。たぶん、乙武氏の意見でしょうが、私は、本を読むときに漢字に苦労しているので、読むスピードが格段にましました。
さて、本の内容ですが、乙武が早稲田大学の4年生の時に、『五体不満足』という本を出版して、ベストセラーになり、報道等から取材を受けているうちに、TBSの目に留まり、乙武を取材する側で仕事をしてもらったら、乙武しかできない彼独自の視点から取材ができるのではないか?という命題が浮かび、TBSの編集長が乙武に打診したところ、乙武も挑戦してみるということになり、TBSの『ニュースの森』1999年のサブキャスターとして、世界中を取材する奮闘日記です。
毎日見ているテレビ局のことがよくわかり、1分間、アナウンサーがしゃべるのに、1時間の取材が必要なこと。
大勢の力で、一つのニュースができていること。取材する側の苦労。取材するには、相手の心をひきださないといけないから、取材する側もされる側も傷つくこと。
一人の人物を取材した場合、民法は、半年後。1年後にその人物がどのように変化したかを伝えるが、NHKは、伝えることがめったにないこと。
乙武は、障害者だから、障害者を取材しやすいだろうという安直な考えで、サブキャスターを承諾したくはなかったが、結果的に、バリアフリーという主題ばかりが、取材の対象になり、本人がやりたかったことと、仕事上の要求に差異が生じ、1年間でキャスタを降板することに。
理想と現実のはざまが描かれた名本だと存じます。
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ニュースのサブキャスターに起用された、一人の男性のレポートと捉えるべき。
出版された「五体満足」の大ヒットの影響についてもコメントが書かれていて、おもしろかった。(HPの日記より)
※2000.12.1読書のすすめから到着
2001.1.1読書開始
2001.1.2読了
2005.12.29売却済み