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前知識なしで手に取りました。
マクベスやロミジュリのイメージで読んだので悲劇かと思いましたが、思いがけず赦しの物語だったので驚き、展開と構成に圧倒されました。
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晩年のロマンス劇▲地位を奪われ孤島に流されたミラノ大公、秘術を身に付け嵐を起こす。彼を陥れた弟とナポリ王、王子は難破し、孤島へ▼『水星の魔女』にMSキャリバーンが登場!元ネタのひとつらしく再読。漂着者を分断し、惑わす。無垢なるミランダと王子ファーディナンドは思惑通り恋に落ち。外部勢力と組もうとも無知なるキャリバンの反乱は、使役された妖精エアリアルの前には歯が立たぬ。女神乱舞の第四幕第一場が『嵐』の最高潮。圧巻の後『赦し』に至るのだが。魔法を失おうとも、すべては知恵あるプロスペロー掌の上なのか(1611年)
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機動戦士ガンダム水星の魔女の元ネタ本?ということで読んでみる。
シェイクスピアは前にリア王にチャレンジして挫折してたけど、今回は最後まで読めた。
正しい読み方ではないのかもしれないけれど、さまざまなシーンでアニメが頭をよぎっておもしろく読めた。
今回、新潮文庫版(夏の夜の夢・あらし)とちくま文庫版を比べてちくまを選んだのは、訳に対しての注釈がとても丁寧だったことと、良い意味で訳がシンプルだから余計な情報を入れずに自分で想像しながら読めると思ったから。そして大正解でした。
新潮文庫版の方がカバーは好みだし夏の夜の夢も入っているし値段も安い。ちくま版に比べて訳の色が鮮やかなので、ちくま読了後こちらをさらに読んだら、また色々なシーンで違う感想が出てくるかも。
いろいろ言いたいことはあるけれど、私はこれを読んで本作のエピローグがガンダムのプロスペラの最後と重なってしまった。テンペストのエピローグを読み、アニメを思い出し、彼女は周りによって赦されたのだな、と腑に落ちたのがなんだか感慨深かった。
今回松岡和子さんの訳がとても素晴らしかったので、ちくま版の夏の夜の夢も読んでみようかな。
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「弟の姦計により、地位を奪われ、娘ミランダとともに孤島に流されたミラノ大公プロスペロー。歳月を経て秘術を身に付けた彼は、ある日魔法の力で嵐を起こす。彼を陥れた弟とナポリ王、王子を乗せた船は難破し、孤島へ。そこでミランダとナポリ王子は恋に落ち、プロスペローは妖精を操って公国を取り戻す。詩的音楽性と想象力に満ちた作品を、評価高まる新訳で。」
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復讐と赦しが通底しているテーマなのだろう。悲劇的なシェイクスピア作品に比べれば読後の絶望感はない。ただしプロスペローはあれだけアロンゾーたちを恨んでいたのに最後はああなるのか。読み込みが足りない気もするので時間をおいてまた読むかもしれない。
自分がのように振る舞える自信はないし、周りにもいないような気がする。
最後に。エアリアルお疲れさまでした。
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ハピエン!
魔法使いのお父さん羨ましい
この後も2人の物語は続く!
みたいな終わり方良かった
裏切り者の弟全部許しちゃうとか寛大すぎ