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紙の本
一体何枚スケッチしたの?と驚かずにはいられない!
2002/03/24 21:14
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投稿者:ぐりぐら - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度かかがくのともを読んでいましたが、この本の緻密さに感動して即、定期購読を申し込んでしまいました。表紙には“ん? 何か用”と、いわんばかりのカマキリにしてはちょっと間抜けな表情。卵から孵ったカマキリが、二ページの見開きを使って162にコマ割された四角のなかに、一匹ずつ違った動きで丁寧に描かれています。
次の日には162匹いたカマキリが、62匹しか生きられなかったのです。それを幼い子にもわかりやすいように、前と同じコマ割にして、死んでしまったカマキリの欄は空白にしています。視覚効果ってすごいですよ。ページをめくるごとに、自然淘汰によって兄弟はへっていきます。夏を迎える頃にはたったの4匹になってしまいました。ひよわだったうまれたての頃に比べて、すっかり風格も出てきて風格すらも漂ってきます。
カマキリの子供は何回脱皮するかご存知ですか? そして、最後に残った一匹はオス、メスどちらでしょう? 読んでからのお楽しみ…と、いうことで。
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