紙の本
憧れと現実
2022/01/18 14:06
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
干草のベッドに黒パン,解けるチーズに絞りたてのミルク。丸太小屋に森に草原に花畑に雪を頂いた岩山。憧れ。原点。後日、記念館の少女の人形とドイツ国営放送の女性キャスターの外見の違いに驚く。宮崎駿のアニメ程度ではない。作品の背景にある世界への理解・認識も時と共に変化する。いつまでも心にある作品。
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「ハイジ」と言えばテレビアニメを何度もくり返し見ていて
あのイメージで読み続けました。
違った点は
クララの車いすを谷に落としたのはペーターだったところとか
クララのお医者様がハイジの後見人になったところとか・・・・
クララが立つとシーンなど
色々あります(^^
でも、アニメの印象を壊す事無く
大人の疑問を解消してくれる原作で
読んでもあの世界を堪能出来ます。
お好きな方は是非読んでみて下さい(^^
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図書館のお姉さんに、薦められました。
何でハイジ?
と思ったものの、素直に借りてよんだら、本当におもしろかった。(笑)
ハイジ、こんなに長い話しだったのか・・・。
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ハイジってアニメ映画でしかストーリーを知りませんでした。
あの映画はだいぶ省略されていたんですね。
おばさんに連れられて、過去に悪い風聞があり村の人からも恐れられているおじいさんの家で暮らすことになったハイジ。
5歳のハイジはとてもかしこくて、素直でおじいさんの心の中にすんなりとはいっていきます。
どこにいても人々を朗らかな気持ちにして、人を優しくするハイジ。読んでいるうちに、しあわせな優しい気持ちになれます。
訳者はハイジのような人間性は女性ならだれしももっていると言っています。みんなが少しでも他人のことを気にかければ、世の中はもう少しやさしくなるのではないかなぁ。
ハイジから生きる姿勢を見習いました。
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やはり・・想像は付いてたのですが、この作家さんはココではハイジ以外は難しいですね。
ハイジも悪くはないのですが、大好きなのは「不思議な城」という小説。
昔、我が家にあった私の大好きだった小説だったんですが、いつの間にやら行方不明・・・・。
ハイジの人気にあやかって、いつか復刻版が出て来てくれないかなぁ・・とたくらみ中。
因みにハイジの白パンやとろけるチーズに惹かれた方は多いと思いますが、不思議な城もじつに美味しそうな食べ物が一杯!!!
絶対、この方、食べる事が大好きな方だと思っております♪
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誰でも少しくらいは話の内容を知っていると思う名作の一つだと思います。私がこの本を初めて読んだのが確か小学校4年生の夏休み。夏休みの宿題に読書感想文があって、何を読もうかな~と図書室で見つけて、なんとなく知っている話だったし、この表紙にものすごく惹かれて手に取った。読みはじめたらすごく面白くて、読むのが止められないくらいこの本の虜になった。その後、小5、小6の読書感想文で毎年これを初めから読み返すくらい大好きな作品です☆
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アニメの内容はほとんど忠実でした
本でしっかり読んだのは大人になってからですが
感動の波におおわる作品
ペータのおばあさまの持つ本の内容が素敵
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小学校の図書室でときどき借りていた。
わらのふとんでヨロレイヒーな牧歌的雰囲気と、秘密の花園ばりの陰鬱な屋敷と。
対比がすごくてどちらかといえば重苦しい印象だったから、宮崎アニメから入った人たちが明るいイメージを持っていることに驚いた覚えがある。
ハイジは無邪気というより過剰適応の良い子ちゃんだと思ってた。
でも全体として暗い話かといえばそんなこともなくて、子供が楽しめる物語だった。
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昔アニメで見た人も多いかと思いますが、
アニメで見たアルプスの壮大さが頭に思い浮かびます。
アニメとちがって、キリスト教色が強く、
それが物語の主要な要素になっています。
それがまたよく、感動です。
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テレビアニメはかなり原作に忠実だったのだと知る。
宮崎駿監督が「僕たちはいい仕事をした」と書かれていたのを読んだことがあるけど、アニメも素晴らしい。ハイジやペーターのキャラクターもイメージを損なわず表現されてると思うし、アニメならではの表現も面白いし。
原作はじつに心あたたまる作品。
人に奉仕することに喜びを感じる明朗闊達な少女ハイジ。それは著者がそういう人だったから。
読んでよかった。
あ、あとおじいさんはいい男だね~!
黙ってもくもくと仕事をする。
深いところで人を思いやり、心身ともにケアすることができる。
惚れますよ。
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誕生日に貰った立派な装丁の箱入りの本。
小さい頃大事に大事に読んで
ハイジになりたいーと思ってました。
ふわふわの白パンがとっても美味しそうに思えていたのだけどあれって結局どのパンにあたるんだろう。
食パンも白パン...?
ハイジの干し草のベッドがとってもうらやましかった。
夢遊病を治すために窓をおおってしまったりするの納得いかなくて悲しかったなあ。
久しぶりに読み返したいです。きっとまた違う感想を得られるような気がします。
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もちろんハイジを知ったのはアニメのほうが先でしたが、
原作を読んでみるとかなりアニメは原作に忠実だったんだ
ということがわかりました!アニメ同様、たのしいアルムの生活を見ていると
途端に今かに行きたい衝動が…!でも、訳がちょっと昔っぽかったかな…
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あああ。よかったなぁ。アニメが蘇るし、私も神サマにお祈りしようかって気持ちになる。…私は悪いことしてるから、ダメだろうけど。
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ハイジは日本では比較的よく知られたお話です。アニメシリーズ「アルプスの少女ハイジ」の影響が大きく、ハイジといえばアニメ版の絵を思い浮かべる人が多いでしょう。
このお話には原作があり、ヨハンナ・シュピーリというスイス人女性作家が書いています。児童書ですが、500ページという堂々の大著です。
アニメ版では存在感ある登場人(?)物であったセントバーナード犬、ヨーゼフは原作には出てきません。一番の相違点は、敬虔な信仰心が物語の根底にあることでしょうか。
スイスの小さな村デルフリ村。そこから少し山を登ったところに、偏屈なアルムおんじが住んでいます。おんじは村の人たちとの交流もせず、神様に祈ることもせず、1人で山に暮らしています。そんなおんじのところに、息子の嫁の妹デーテが、女の子を預けに来ます。女の子はハイジ。おんじの孫でした。両親を亡くし、今まで叔母さんであるデーテに育てられていたのです。デーテはフランクフルトによい働き口を見つけたのですが、ハイジは連れて行けません。そこでおんじに押しつけに来たのです。
「あんな偏屈爺さんのところに、しかもあんな山の中で、女の子がとても暮らしていけやしない」と村の誰もが思いました。
ところが太陽のように明るい天真爛漫なハイジは、山の美しさ、ヤギたちとの暮らしにすっかり夢中になり、偏屈なおんじの心を溶かしていきます。ヤギ飼いのペーターともよい友だちになり、ペーターのおばあさんの心も和ませます。
そんなハイジの所に、デーテが再びやってきます。雇い主の知り合いのゼーゼマン家の病弱なお嬢さんが遊び相手を探しているというのです。ハイジは半分騙されるようにして、フランクフルトへ連れてこられてしまいます。お嬢さん・クララとは仲良しになったのですが、山が恋しく、望郷の思いが募ります。そして窮屈な都会暮らしは次第にハイジの心を重苦しくしていきます・・・。
溌剌としたハイジ。明るいハイジ。
しかしフランクフルトに来たばかりのときは、字を読むことも、お祈りをすることも知りません。辛い都会生活ではありましたが、その中でハイジは文字を知り、信仰に出会います。
清らかな魂に信仰という力を得たハイジは、やがて周囲のすべての人々に幸せをもたらす存在へとなっていきます。
讃美歌や祈りが絡む展開が説教臭いと感じるかどうかは人それぞれの気がしますが、無垢な信仰の1つの理想の形として、美しい物語であると思います。
ストーリーも起伏があり、描かれる山の風景のすばらしさも味わい深いです。挿絵(パウル・ハイ)の精緻さも物語の世界に奥行きを与えています。
スイスの美しい風景、それに見合う美しい魂の少女。
雄大な景色を通り過ぎる、清々しい風のようでもあります。
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8/12はアルプスの少女ハイジの日
魔法のように周囲の人たちを変えてしまうハイジの姿は、
時代を超えていまもなお愛されています。