投稿元:
レビューを見る
氏の少年時代を表すかのような(わんぱく天国)全てのオトナが失くしてしまった少年の心。二度と戻れないから、ッグと来るのです。
むかし少年だった人には、必読の書です。神奈川県民として、地名に親近感を覚えます。
投稿元:
レビューを見る
昭和10年代の横須賀の小学生達が自分に正直に一生懸命に生きている様子が描かれている。腕白なガキ大将を中心に、メンコ、コマで勝負し、凧、飛行機を工夫して作って遊ぶ様子が清々しい。
投稿元:
レビューを見る
小学校のとき読んで、クライマックスに強い印象を覚えていたので、絶版になったと聞いてどうしても手に入れたく探し回った。今読んでも泣けるなあ。
当時は、一郎や明より年が小さかったのだけど、今になると、彼ら2人が戦死した年が、ほとんど少年のように思え、その点でも感慨深かった。生きてたらさとる氏くらいの年なんだなあ。てか、その年代の方たちは、かって、こんな素敵な少年だったんだと思うと、改めて尊敬せずにはいられない。「セロハンテープなど当時はなかったので…」とか、まるで別世界なのに、少年たちの好奇心、プライド、思いやりなんかは、やっぱり自分が小さかったころの少年少女たちに共通するものがあり、とても身近に感じる。
今の子に、メンコの勝負やたこ揚げ、芋虫の腹割いて糸取り、飛行機作成なんてのやらせたら、どうなんだろうなあ。ぜひ息子に読ませたい。