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「四人の姉妹」というとどんな物語なのかご存じない方も「若草物語」と言えば、特に女性ならかなり多くの方が「ああ!、 あれ?」と思われるのではないでしょうか? 少なくとも KiKi が小学生だった時代には女子小学生にとっては必読本と言ってもいいほど人気の高かった作品ですね。 多くの友人たちが「私はメッグ・タイプ」「私はジョー・タイプ」と自分と姉妹の類似点を探したり、「誰それがいいよね♪」と評したりしていたものでした。 そんななか、KiKi も一応「必読書」ということで読んでみたことはあるのですが、正直なところ、どこがいいのかさっぱりわかりませんでした。 今回、この本を手にとって見たときも、正直なところ「う~ん、これはもっと後回しにしようなかなぁ・・・・・」と思ってしまったくらい、食指が動かなかった物語なのです ^^;
どうしてあの時代の KiKi にとってさほど面白い物語でなかったのかと言えば、友人たちが興じるほど KiKi には「私は○○タイプ」と言えるほど、自分が気持ちを寄せる相手を四姉妹の中に見出すことができなかったし、憧れて「○○がいいよね♪」と言える存在もいなかったというのが大きな理由だと思うんですよね。 もっといえば KiKi 自身が子供時代には「自分の家は貧しいか裕福か?」ということにはまったく無頓着だったし、いつも親戚のお姉さんのお古ばかりを着ていてそれが当たり前だと素直に受け容れていた身としては、ファッションにやたらと気を遣う姉妹の心理がまったく理解できなかったし、さらには自分を省みる際に常に「神様」が出てくるのもしっくりこない・・・・・ ^^; 要するに共感できるところが何ひとつなかったのです。
でもまあ、大人になった今であれば、ひょっとしたらマーチ家のお母さんとか、お隣のローレンスさんとか、いわゆる物語の脇役に当たる人たちに何らかの共感を得られるかもしれない・・・・・。 そう思いながら読み進めました。
(全文はブログにて)