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紙の本
二・二六直前
2017/10/10 13:51
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投稿者:igashy - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.京都大学の墓碑銘:京都大学において、当時の文部省が法学部教授人事に介入した事件。他学部と法学部、他大学と京大、他教授と当事者の温度差。問題は深刻だがその姿は少々滑稽。立命館大学はこの事件でお買得状態だった(辞職した一流の学者を雇い入れた)とのこと。 2.天皇機関説:大変読み応えあり。考察部分は筆者の主観が入っていると思うが、引用された昭和天皇の言葉「軍部では機関説を排撃しつつ、しかも、このように自分の意思にそむくことを勝手にしている。これは、すなわち、自分を機関説扱いとなすものではないか」
「これによって読者は、天皇がすぐれた判断の持主であったことを知られるであろう」とある通り。「平時にあって美麗字句を巧みにする輩こそ、国難の秋にあたり真先に逃げ出す醜体を演じかねないのである」(市村氏)これみよがしに万歳万歳言っている人たちの中に、この種がいるんだろうな。3.陸軍士官学校事件:それまでも時々校内でクーデター未遂が起き、この事件までは左遷程度の処分だったというのが意外。 単行本全13巻で、やっと前半到達。しかも今後7巻は通巻タイトルが全て「二・二六事件」 それだけの大事件なんだろうなぁ。
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