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出版社/著者からの内容紹介
真の構造主義は方法的構造主義であるとする著者は、すべての科学は円環をなし、《構造》は人間や主体の活動を殺すものではないという思想を、数学・論理学・物理学・生物学・心理学・言語学・社会学・哲学の各分野において具体的に例証する。構造主義理解のためのコンパクトで充実した入門書。
目次
Ⅰ 序論と問題提起
Ⅱ 数学と論理学における構造
Ⅲ 物理学における構造と生物学における構造
Ⅳ 心理学における構造
Ⅴ 言語学における構造
Ⅵ 社会研究における構造の利用
Ⅶ 構造主義と哲学
結論
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[ 内容 ]
[ 目次 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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今月の11冊目。今年の124冊目。
構造主義の入門書を謳ってはいるが・・・難しすぎる!理解力がないとか勉強不足とか言われればそれまでだけど、入門書と銘打っている以上もうちょっと平易に書いてほしかった。やっぱクセジュはむずい(そして高い)ということを改めて思い知らされた。正直言って、構造主義について理解が深まったとは思えない・・・。他のやつの方が良かったかなー・・・。
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構造主義×各種学問領域、という切り口で書かれた本です。
構造主義×自然科学の領域のあたりは、興味深いですが、その他社会科学とか人文とかあたりになってくると、さっぱりわからなかったです。
そもそも、構造主義ってなんなのだろうか?
ちなみに、文字がかすれてあまりきれいではないです。
昔の型をつかっているから、かすれてるんだと開き直っていますが、そういうところは誰も望んでないと思います。悔い改めてほしいです。
■読もうと思った動機:
・ウィトゲンシュタイン、チョムスキーというキーワードにひっかかるかな?と思ったから。
・構造主義に興味があったから。これを読めば、構造主義のことがわかるようになるかな?と思ったから。
■読んだ結果・感想:
・チョムスキーについては、ところどころ記述があった。でもよくわからなかった。
・構造主義についての説明はほぼなかった。よって、構造主義そのものについての理解が深まらなかった。
・この本は入門書ではないな・・・
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非常に難しい。評価不能。理系文系知識あい乱れる。コレすらすら理解できたらどっかの教授にでもなってください。
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ジャン・ピアジェは僕がリスペクトする20世紀の巨人ですが、
その彼が構造主義??
というのは、いままでどうも納得していませんでした。
僕にとって、ソシュール、レヴィ・ストロースをはじめとする
構造主義とピアジェのイメージには大きな開きがあったのです。
この本では、ピアジェの視点から各分野での構造主義の現実や問題が
指摘されています。そのためか、いろいろな人名が次から次へと出てきて,構造主義や過去の哲学にあまり詳しくない、浅学な私としては
なかなかにキビシかったです。
西洋科学を知ろうとするとき、先端で思想を開拓している
著者、研究者は必ず、プラトン・ヘーゲル・デカルト・カント・
ウィトゲンシュタインといった過去の哲学者の思考を引き合いに出します。
最近の日本の科学者、学生、教育者はそういう教養を持つことが今ひとつ出来ていない気がします.大学の研究者は基本的に思想家であり
ゼネラリストで在るべきだと、僕はおもうんですけどね。
もとい.
ちなみに、この本、タイトルは「構造主義」ですが、内容は
「構成主義・・構造主義を超えて」
くらいのタイトルの方があってます。
共時的で静態的な構造にばかり目がいっていた構造主義の中で、
ピアジェのモチベーションは常に発達、構成のプロセスにあった。
しかし、構造の重要さもモチロン承知していたので、その潮流の中には
のっていた。そんな、時代とピアジェの関係がなんとなしに読み取れる一冊でした。