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人間は昔から自由を求めて戦ってきた。しかしその自由を手に入れた途端、そのことを不自由に思うようになり、進んで権力に服従しようとする。その過程をフロムは「ナチズムになぜ人々は傾倒したのか」という過程を分析することで明らかにしていく。「人間の権力に対する服従」を心理学的観点から詳細に検証したフロムの論理は圧巻だ。
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自分を知りましょう。自分にとってどういった方が楽なのか、それでもいいのか?考えることをやめることで、解決なのでしょうか?(自分探し)
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中学生時の「人間と象徴」に引き続き、高校生のときに出会ったことで、さらに心理学に興味をもつようになった1冊。
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自由が苦手な日本人には、共感するところが多いのでは。何故ドイツでナチズムが生まれたか、疑問がすこし解けました。
社会学・心理学に分類される本だが、歴史に興味があるなら読んで損は無い。
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ナチス躍進の理由について、社会・経済的理由よりも心理的なそれに興味持ってたので読んで「あーそーかもー」と思った。
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何かに属せずにはいられない不思議。
それってなんでだろう?に答えてくれた。
宗教でも政治でも会社でも
色々に当てはまる。
それと同時に 個人の意思と
団体としての意思。それがずれてしまう理由。自由であることと、破壊者であることの違い。組織っていうものへの
謎がいっぱいだった私にたくさんヒントをくれた。
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自由がもたらす孤独から耐え切れず、ナチスに自発的に服従していく大衆と、権威主義的性格について分析した本。
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人間は全てを自主的に判断・行動できる自由に対して、その責任感の広さと大きさに不安を感じるものであり、権威や権力を求める傾向にある、という社会心理を、ナチズムの発展から分析した著作。
この本は、情報化社会における判断力という点で援用してみても、大いに示唆する所があるのではないかと思う。
「誰でも自由に選択が出来る」情報において、デジタルデバイドではない自主放棄と寡占信任が進む可能性を考慮すると…
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ゼミの先生に政治学科の学生には必須の本と言われて読んだ。
でもオレは、デモクラシーから全体主義という文脈ではなく、自分自身に当てはめて読んだ。これから社会人になるオレがいかに自由に生きていけるかすごい考えさせられました。
ただ、きっちり読む時間が無かったのが残念。
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学生時代に読み、大切なことが書いてあると直感した図書。最近また売れている気配があり、嬉しい。自由を求めてやまない人間の心理に潜む、自由から逃走したいという矛盾した願望。ヒトラー率いるナチズムに傾いていく第二次世界大戦前のドイツ国民の心理状態を詳細に説明し、その理由を明らかにしている点が興味深い。インターネットの発展がもたらす時代革新の中でも同様のことが生じる可能性があるのかもしれない。
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【出版社による内容紹介】
現代の「自由」の問題は、機械主義社会や全体主義の圧力によって、個人の自由がおびやかされるというばかりでなく、人々がそこから逃れたくなる呪縛となりうる点にあるという斬新な観点で自由を解明した、必読の名著。
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「絶対的な自由がほしければ、絶対的に孤独であらねばならない」。この言葉をおもうたびに自由って言葉は簡単に使っちゃいけないんだよなって思う。
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レポートの参考文献に
ナチズムと自由を結びつける発想が私にはまずなかった。さすが古典。哲学系心理学系苦手だけど読みやすかった
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学生の時にゼミの先生に必須の本と言われて読んだ。
社会人になって改めて読んでみて、すごい本だって実感できた。
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人間はかれを精神的な権威に縛りつけているいるあらゆる絆から自由になるが、しかしまさにこの自由が、孤独と不安感とをのこし、無意味と無力感とで人間を圧倒するのである。自由で孤独な個人は、事故の無意味さの経験に押しつぶされる。p89