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ふきまんぶく みんなのレビュー
- 田島 征三 (文・絵)
- 税込価格:1,760円(16pt)
- 出版社:偕成社
- 発売日:1973/04/01
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紙の本
ふきちゃんの冒険 夏に出会って、春にまた会えたね。
2019/05/15 08:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の絵やタイトルに圧倒される。
田島征三さんの絵本だなぁと思う。
この絵本には舞台がある。
東京都西多摩郡日の出村で、ここでは蕗のとうのことを「ふきまんぶく」と呼んでいるのだそうだ。
そして、「まんぶく」というのはまんじゅうのことで、蕗のとうは、ふっくらとまるくて、まんじゅうみたいだからであると、田島征三さんが紹介している。
主人公のふきちゃん、夏のある夜、あまりに暑くて眠れなくて、縁側に出て山を見ていたら、山の一部がきらきら光っていることに気づいた。
あれはきっと星に違いない。
そう思ったふきちゃんは、山へ星を拾いに出かけた。
でも、山に到着して、ふきちゃんが見つけたものは星ではなかった。
たくさんの蕗の葉の上にたまった夜つゆだった。
その夜つゆが蕗のくきを土へ向かって滑り台みたいにすべっていった。
「ふきちゃんも、すべってみたい」
ふきちゃんに、蕗の葉が話しかけます。
「おや、おまえも ふきというのかい。」
「そうよ、みんなが ふきまんぶくというの。
あたし、ほっぺたが ふっくらしてて まんぶくみたいでしょ。」
「ふきまんぶくなら、 わしらのこどもだな。」
山にたくさんある蕗の葉たちと一緒に遊ぶふきちゃん。
遊び疲れて、ふきちゃんは眠ってしまった…。
ふきちゃんと蕗の葉の出会いにぐいぐい引き込まれる。
力強いふきちゃんの足取りと一緒に絵本の世界に連れて行かれる気分だ。
夏が過ぎ、秋と冬を経て、待ち遠しかった春。
ふきちゃんはまた去年の夏に蕗の葉に出会った山に登っていく。
そこには、ふきちゃんの仲間がたくさん待っていた。
夏に出会って、春にまた会えたね。
ふきちゃんの冒険、どうぞご一緒に!
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