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ガンピーさんのふなあそび みんなのレビュー
- ジョン・バーニンガム (さく), みつよし なつや (やく)
- 税込価格:1,540円(14pt)
- 出版社:ほるぷ出版
- 発売日:1976/09/01
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紙の本
夏の暑さと川の涼しさを感じる絵本
2000/07/31 22:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かいかい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ガンピーさんが川を船で下っていると、動物たちが次々に「乗せて」というので、ガンピーさんは乗せてあげます。たくさんの動物たちで、船はいっぱいになってしまいました。船は今にもひっくり返ってしまいそうです。そのうち……。
この作品はバーニンガムの2度目のケイト・グリーナウェイ賞受賞作です。1度目のケイト・グリーナウェイ賞受賞作の『ボルカ』は太い線で色も原色に近いけれど、『ガンピーさんのふなあそび』は同じ人が書いたとは思えないほどやわらかいタッチ。真夏の暑さと川の涼しさが、絵から伝わって来る作品です。
バーミンガムには、『ガンピーさんのドライブ』他多数の作品があります。
紙の本
こんな人が親だったらなあって思うんだろうなあ
2002/06/07 16:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまざきむひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ガンピーさん、ぼくも乗せてって」
「いいとも。でも○○するんじゃないよ」
子ども達&動物達がガンピーさんの舟に乗りこみます。案の定、やらない約束の○○を全部やって舟はひっくりかえり、みんなまとめて川にドボン。
でもね、この人は怒らないのです。いっしょに歩いて家に戻り、お茶とお菓子をごちそうする。
「じゃ、さようなら。またいつか乗りにおいでよ」
この本を読んでもらう子ども達はきっとここでほっとするのでしょうね。そして大人もまたふっと涙ぐんだりして。
「子どもをガミガミ叱ってばかりいてはダメなんだわ。こんなひどい事態をも楽しめる心のゆとりを持たなくては」
まあ、現実には無理だけど。でもしばしそんな気持ちになれるんですよ。
紙の本
わたしものせて!そしていっしょにお茶したいな…
2001/11/15 17:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:星の子マミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初から最後までのんびりほんわかムードが漂ってる絵本。
ガンピーさんのおうちは、かわのそばにあります。これからふねにのって、おさんぽに行くところです。ページをめくると、左ページはモノクロ、右ページはカラーです。モノクロページは今現在のふねの状況、「次に乗るひと」がカラーページのほうに登場するというわけです。それもドアップで。「わたしものせて」といってくるのは、こどもたちふたり、次にうさぎ、ねこ、いぬ、ぶた、ひつじ、にわとり、やぎなどなど、いろんなどうぶつたちののぞみをきいてあげる優しいガンピーさん。
乗せてあげる時の条件は、それぞれの動物たちに見合った表現の「おとなしくしているならね」です。ふねがだんだんぎっしりになってゆくのでひっくりかえっちゃいそうで、ひやひやしながらページをめくることになります。あーあ!やっぱり思ったとおり…!!
でも、ガンピーさんは、ふねがひっくりかえったあとでさえ、ちっとも動じることなく、みーんないっしょにひなたぼっこして、からだを乾かしてから、ぎょうれつしながら歩いて、おうちまでもどってきます。そして、みんなでお茶の時間です。
ほんと、ほんわかほんわか心があったかくなる絵本です。いいねー。こんなふうに、かきねのない仲間づきあいができたら…。