投稿元:
レビューを見る
51才にして始めて出会ったグリーン・ノウの子どもたちとオールドノウ夫人。私の生まれる前に出版されているにもかかわらず、トーリー少年の好奇心は現代の子どもたちの好奇心や私までものワクワク感と何て同じなんだろうと思う。1120年に建てられたロンドン北ハンティングドンシャーにあるマナー・ハウスが舞台となっているらしい。そのお城のような石の家や庭の描写が素晴らしく、やはりイギリスに行きたいとしきりに思う。小学生と私のような年齢の人におすすめ。
投稿元:
レビューを見る
病弱だった幼少期に繰り返し読んだ児童書の一つ。さみしい時に読んでたからより魅力的に感じたのかもしれない。
男の子が親戚のお家で、その家にいる「先祖代々の子供たち」と一緒に遊び、家の昔話に触れる話。
毎年洪水で家が孤立するのをノアの方舟に例えるのがステキ。
投稿元:
レビューを見る
児童文学ですが、angelsroadさん が絶賛してて、自分が読んだことないので読んでみました。
美しい!の一言に尽きますネ。
何も起こっていないようでいて、
いろいろ起こっている感じが堪らない。
長男、爆読中。
投稿元:
レビューを見る
ご先祖様とお話ができるなんてすてき。
精霊とか目には見えないけど存在している不思議ものを認めるイギリスの文化が生み出したおはなしですよね。
古いお城と、その周りに豊かに残る自然。お話ととてもマッチしていました。
ペストが残した爪痕もよみとれて深いお話です。
でも、そんなことは考えず、トーリー少年の気持ちでわくわくして読みました。
年をとったら大おばあさんのように子どもの気持ちが分かる人になりたいです!
投稿元:
レビューを見る
『私たちの選んだ子どもの本』で知り、内容もおもしろそうだし、ちょうど子どもに関する本を探していたので、図書館で借りた。
7歳の男の子・トーリーは、大おばあさん(亡き母のおばあさん)の屋敷「グリーン・ノア」で初めて冬休みを過ごすことになった。
トーリーは、三百年前にそこで暮らしていた三きょうだい(トービー・アレクサンダー・リネット)に出会う。
シリーズ1作目。
『トムは真夜中の庭で』が好きなので、そんな雰囲気かと思って読みはじめて、予想は半分的中、くらいだ。
途中で私は、トーリーと、この本の幼い読者がうらやましくなった。
トーリーの体験が心を通過していく。
幽霊のような子どもたちとのやりとりや、グリーン・ノアの呪いに、私はこわくなってしまうだろう。
でも、トーリーと一緒に、私も一日一日を楽しく過ごすことができた。
いちばん印象的だったのは、アレクサンダーの教会の描写だ。
きらきら・わくわく・そわそわ・ぞくぞく などの心の動きが伝わってきた。
代々伝わる名前が螺旋階段のようで、ときどきわかりづらかった。
作者の息子の作であるという絵が、いい味を出している。
大おばあさんがいきいきしていて、すてきだ。