紙の本
満開の椿と遊ぶコンとポン
2002/05/27 23:21
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひえろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際は会った事も無い相手を恐れたり憎んだり、その結果命の奪い合いになってしまう事もある。
伝承や、先祖代々の教えも根拠の無いものの場合があるし、間違っている場合も多いにある。
この本に出て来るのは、きつねの母子とたぬきの母子。ほんのすぐ側に住んでいるのに、お互いの事を怖がって一切の接触を絶って暮らしている。顔や尻尾の「かたち」が違うからというそれだけの理由から、お互いを恐れて暮らしている。
ひょんな切っ掛けで出会った子供たちは、相手が誰だか判らないまま親しくなっていき、相手の正体が判った時に一つの疑問を持つ。今まで言い聞かされてきたような怖い存在では無いのではないかと。
子供たちに教えられる形で、最後には母親たちもお互いの誤解を解き、仲良く暮らすようになる。
世の中には色々な人がいる。人種、国籍、言語、思想、服装などなど、様々な違いをもった人間が溢れている。ただ自分と「ちがう」からと言って敬遠し、忌み嫌うこともあるかもしれないが、思いこみだけでなく実情を知れば「ちがい」が有っても十分に共存はして行けるのではないか。
「ちがう」ことは怖くないと、コンやポンが気づいたように。
投稿元:
レビューを見る
あたしが子供の時に家にあった本でとっても大好きでした。小さい子にはちょっと文字が多すぎるかなと思うんですが、すごく楽しいお話しで、きゅんとなってドキドキして、いいお話しなんですよ。途中の化け合戦のしーんが好きで何度も見てました。
投稿元:
レビューを見る
n:息子が年中さんの運動会後に読みました。長文ですが、ちゃんと聞けました。
コンとポン二人の主人公で、対照的な展開に、飽きずに聞いてくれました。読んでいて「友達って良いなぁ」と、つくづく感じました。コンとポンが口ずさむ「あのこにあげよ♪」を息子が覚えて、家で遊びながら唱っていました。とても可愛く、ハッ!とさせられました。違いを認め合って、助け合う。そんな基本的な事が今の時代、本当に大切だなぁと。絵もイイです!
文庫本を娘が読みました。
投稿元:
レビューを見る
たぬきが嫌いなきつね一家ときつねが嫌いなたぬき一家の子供が出会い、変身して入れ替わって…。
小さい頃この本がお気に入りで、毎日のように寝る前に母に「読んで〜」と頼んでいました。母曰く、文字数が多いので読むのが大変だったそう。
投稿元:
レビューを見る
二つの山に住むこぎつねコンとこだぬきポンは、どちらも一人ぼっちで、お友達がいませんでした。
ある日コンは、山と山の間の川をはさんだ向こう側にいる、ポンに出会います。
でもどちらのお父さんやお母さんも、
「きつねの友達なんかダメ」「たぬきの友達なんかダメ」って言って、一緒に遊ぶことを 許してくれません。
ある時、嵐がきて川の上に木が倒れ橋ができたので、ふたりは 一緒に遊びました。
お互いにばけっこをして 遊んでいるうちに、コンのお母さんが、迎えに来てしまいます。
コンの姿をしたポンはコンの山へ、ポンの姿をしたコンはポンの山へ。
でも子供のばけっこなんて、すぐにそれぞれの親にばれてしまいます・・・。
だいに読んであげたんだけど、一気に読み聞かせするにはちと長すぎるお話。
読んでる私も疲れちゃったし、だいも途中で飽きちゃった。
でも私は中身は好きなお話です。
投稿元:
レビューを見る
いつも1匹で遊ぶこぎつねと、こだぬきのお話。
ある日崖の向こうで出会った事から、彼らは前から欲しかった友達を手に入れるのですが…。
今読んでも、柔らかい気分にさせてくれます。
友人とは、偏見とは、とか考えさせるための違う種族なのでしょうか?
…などという事は横に置いておいて。
そのまま読むことがいいと思いますw
投稿元:
レビューを見る
長い(笑)からどうしようかと思った絵本
コンとポンは遊び相手がいなくていつもひとりで遊んでたけど、
山の向こうにお互いを見つけて仲良くなるけど
お父さんやお母さんに「きつね(たぬき)なんかと遊んじゃだめ!」って言われてしまう
けど仲良くなって、橋ができて入れ替わって
おうちのひとにも理解を得られて
ちゃんとした橋をつくってなかよし家族になる
いい話だなー
投稿元:
レビューを見る
大人は、うわさだけで他人を否定的にとらえることがある。でも、子どもはとても素直。子どもから学ぶことってたくさんあるよなぁ~と思った。
投稿元:
レビューを見る
心がホカッとなる話。
絵もお話に合ってて好き。
ポンのきょうだい達がかわいい!
小学生の頃図書室で出会いよく読んでて
高校時代本屋で再会、即買い。
私が購入したものは今は実家にあるけど
偶然友達からプレゼントされまた手元に。
投稿元:
レビューを見る
新一年生には少し長くてむずかしかったかも。
楽しんでいる子もいました。
大人としては、話は単純だし、面白いけど、もう一ひねりほしかったような。
投稿元:
レビューを見る
絵本を開くと、字が小さくお話も思ったより長かったのですが、ほのぼのと可愛らしい絵と、飽きさせないストーリーの展開で、読み手も聞き手もお話に引き込まれました。
コンとポンが愛らしく、ほのぼのと温かな気持ちになる絵本です。
投稿元:
レビューを見る
子どものころに何度も何度も読み返した本。
先日古本市でみつけて、とびついて買いました。
子どもには文章が長いかもしれませんが、最初は
「こーんこんこんこん・・・」
「ぽーんぽんぽんぽん・・・」
のこだまのところだけでも楽しくて、何より日本の野山の色の描写が本物そっくりで、谷からは風が吹いてくるよう。
だんだん全部を読めるようになって、暗記していました。
日本の良い絵本だと思います。
投稿元:
レビューを見る
少し長いけど、大人の事情に左右されずに、子どもの感覚で友人を作って、そこから両家が仲良くなっていく流れが微笑ましいですね.
大人たちも基本的には暖かく見守っている.
投稿元:
レビューを見る
椿が出てくるので、その花の季節に読むといいよ、と進められたことがあります。
私が小学生の頃、新刊として読書感想文推薦図書になっていたような記憶があります。
仲違いをしているきつね一家とたぬき一家ですが、偶然であったこぎつねコンとこだぬきポンがばけくらべをして入れ替わったまま相手の家へ行き・・・。
5歳児3学期でも読み聞かせには長い感はありましたが、ストーリーは楽しんでいました。
投稿元:
レビューを見る
[墨田区図書館]
公文に入っているお話です。
割と字は多めですがお話はわかりやすいので、さっさと読み進めました。