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ただただグロテスク。そして理解しがたい。読んだあとには悲しさややるせなさが残る。なんでだろう。でも好きなんだ、この本。
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中学生の時にはじめて読んでとてつもない衝撃を受けて以来、常に根幹にある作品。だが、その本との出会い方は余り口に出来るようなものではない。ああ、青春の苦い思い出・・・
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~~出版社/著者からの内容紹介~~
福生の米軍基地に近い原色の街。いわゆるハウスを舞台に、日常的にくり返される麻薬とセックスの宴。陶酔を求めてうごめく若者、黒人、女たちの、もろくて哀しいきずな。スキャンダラスにみえる青春の、奥にひそむ深い亀裂を醒めた感性と詩的イメージとでみごとに描く鮮烈な文学。群像新人賞、芥川賞受賞。
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これも名作(らしい・・・)ので読んでみた本。
当時のヒッピーの日常を綴った本で、当時は衝撃的だったらしい・・・。けれども、現代の若者に衝撃を与える内容ではないように思う。
当時の時代背景が理解できてからはじめて内容がわかる本だと思われる。
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んー、なんだろう。何なんだろうこの強烈な嫌悪感。解説にも書かれていたけど、この作品は賛否両論が激しく飛び交ったんだそうな。結果として各賞を受賞したりしているみたいだけれども。非常に残念なことに、題材やそれに対する着眼点、この作品から発せられるあらゆる全ての事象が、読者であるワシを本来の(悪い)意味で裏切り続けた。
まずはこの各種違法行為を、さも日常的に描き過ぎること、それが違法行為であるという意識の希薄さ加減、もしそれが今の若者の考えをリアルに投影している結果だとしても、それはなんか許せんのよね。悪いことは悪い。そう伝えないと、思考が麻痺して、生き物を傷つけても、夕日が輝いても、夜空の星の海にも、何にも感じなくなってしまいそうな、そんな少なくともワシは望まない未来が引き寄せられているようで嫌で嫌で嫌なので。
文章や物語の運びに関しても、なんと表現しましょうか、イケナイお薬でラリパッパーな方々だけの目に映る半現実な映像を描写している(とワシは思った)のだから、書いていることの意味がわからんかった部分が大半。伝えたいものが無いのかもしれんが、あるとしたら全く伝わってきませんで残念な結果でした。苦痛に喘ぎながらも読み進むうちに、ワシの読解力が圧倒的に不足しているのやら、そこらへんの判断ができんくなる程に、この作品を読んでラリッた。
これほどまでに延々と反発を書き続けるくらい、ワシの目には合わない作品でした。合わない本の中でも3K(臭い・汚い・気持ち悪い)が際立つ作品でした。ネットサーフィンをしていて唐突にグロ画像を見せられた気分。確かに終盤でキーワードは出てきていたけども、何でこの題名がつけられたのかも謎・・・。
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ものすごい怖い話。
トラウマになりそうだった。
コレがデビュー作って、村上さん病んでます??
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はちゃめちゃ!っていうのが最初の感想だ。けど、こういう壁をぶち壊す作品が、新しい世界を作りだすんや。
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日本文学界に震撼を与えた村上龍のデビュー作。
私は高校生の時に読んで衝撃を受けました。
しかし、最近読み返したらあまりにモロな描写に苦しくなって最後まで読み返せなかった。
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高校生の頃、最も共感できた人物は「リュウ」だと感じました。今、改めて読むと懐かしさはあれど、共感できなくなっている自分がいました。
でも、すごく綺麗で純粋な作品だと、私は思います。
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村上さんの出発点なわけですが、スゴイ。賞を取ったのは、その時の流行やらなんたらが関係して来て、今読み返しても、「別に」と思う方がいるかもしれません。でも、凄い、と思わされること間違いなし。
内容は暴力的で、退廃していて、と言った感じですが、文章はタイトルのごとく透き通っている。汚さを感じさせない、廃墟美術みたいな作品だと思います。
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この物語は、リュウの実体験を元に書いているのか。
想像で創られたストーリーなのか。僕にはわからない。
少なからず実話に近いのだろうか。
◆麻薬とセックス、現実と非現実
ストーリーは、簡単だ。
リュウは、19歳で、日々、セックスと麻薬に明け暮れる。
それだけ。
しかし、彼は、生きている感じがしない。
非現実的な描写がそうさせる。
夢の中にいるみたいだと思う。
小説で、僕が行なう行為の殆どが理由を記されていない。
強いドラッグで死にそうになっても、
黒人の精子を口に含んでも、
乗っている車が衝突しても、
友人が腕を切っても、
本当のリュウはそこにいなかった。
ダチとの部屋での宴が終わると、
不意に現実的になる描写がある。
それが、この小説のクライマックスだと思う。
僕はリュウが覚醒していると思う。
または、撹乱していると思う。
幻想が見えるが、それはメタファーだ。
本当の村上龍が世の中に投げかけるメッセージなのかもしれない。
詩的な描写で綴られたこの小説は、
スキャンダラスな事柄を描きたかったんじゃなくて、
自分らしさを描きたかったんじゃないかと僕は思う。
最後に、僕がこの小説で好きな行を紹介します。
恐怖を感じ始めたリュウが自分に言い聞かせるシーン。
「
いいかよく見ろ、
まだ世界は俺の下にあるじゃないか。
この地面の上に俺はいて、
同じ地面の上には木や草や砂糖を巣へ運ぶ蟻や、
転がるボールを追う女の子や、
賭けていく子犬がいる。
この地面は無数の家々と山と河と海を経て、
あらゆる場所に通じている。
その上に俺はいる。
恐がるな世界はまだ俺の下にあるんだぞ。 」
リリーと別れるシーン。
「
僕は床を転げ回る。
リリーは走って外へ出た、
車の音がする。
電球がぐるぐる回っている。
鳥が飛んでいる、窓の外を飛んでいる。
リリーはどこにもいない、
巨大な黒い鳥がこちらへ飛んで来る。
僕は絨毯の上にあったグラスの破片を拾い上げた。
握りしめ、
震えている腕に突き刺した。」
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これが処女作で、かつ昭和に執筆されたもんだとは…脱帽。
ヒッピー的で退廃的な世界ですが、どこか美しい世界です。
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龍さんの処女作。なんと言っても酷過ぎる・・・。それでも、ここまで表現したことは凄いと思う。本当に読むのに疲れた。
いまいちわからない・・・。
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セックス薬セックス薬です。
エログロい。
映画は観た事ないけど観てみたいような観たくないような・・・
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自分の現実とは遠すぎる世界だった。
時代のカベもあるのか、お話そのものは共感できなかったけど、美しい文章と表現力には吸い込まれた。