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紙の本
コンプレックスは個性に。
2003/02/23 12:35
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投稿者:真愛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人はみんな、何かしらのコンプレックスがあると思います。もちろん私も。このお話はそれを解消してくれました。
ある日、子猫が生まれたねこのお母さんが1匹、捨てられていた子を拾って子猫達と一緒に育てました。しかし、その子はちょっと他の子とは変わっていました。名前はジョンです。
ねこ達が成長し、鳴ける様になると「ミャ〜」と鳴けない事で他の子猫達に「おかしいよ。ぼくたちとちがう」と言われる様になります。悲しくてジョンはひとり泣いていると、兄弟のなかで仲の良いリズが「そのうちもっと大きくなったら鳴ける様になるよ」と言いました。
しかし、ジョンは「ミャ〜と鳴けるまで帰ってこない」と出ていきました。リズも心配で一緒についていきます。やっぱりジョンは見かけも違う事が気になります。でもリズは「耳もひげもしっぽもあるし、同じ」と言います。でもジョンは納得出来ません。2人で池に互いの顔を写してみます。やっぱりどこか違う。
憂鬱な顔をしている2人に、1匹のあひるが来ました。そしてこういいます。「そんな悩み。ぼくなんて同じ鳥でもキレイに鳴けないし、飛ぶ事も出来ない」そう言うとあひるは「なんてことないさ」という感じで帰ってしまいました。しかしジョンはそれが励みになり、元気を取り戻し家へ帰ります。
ジョンは兄弟に向かい「みんなミャ〜ばかりじゃなく、こう鳴けるかい?」そう言うと「ワン、ワン」と鳴きました。それ以来、みんなはジョンをバカにする事なく、ねことして仲良く暮らしました。
人も同じ様に何かが誰かと違う事で、いじめられたり、バカにされたり、悩んだり…色々あると思います。しかし、それをジョンの様に逆に思うとどうでしょう? 周りが圧倒される程です。それにとても前向きではないでしょうか?
こんな風に、コンプレックスは個性と受け取る事が出来ると、ひとつ大きくなり、世界が180°変わるんだ、と思いました。
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