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紙の本
非常に難解ですが
2017/01/30 18:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めてのおそらく第一印象は「???」なかたが大半だろうと思います。キルケゴールの性格特徴とか、その時の状況とかも背景としてあると察しますが何せ完璧にどこからも反論できないように論証してやろうという気概がひしひしと伝わってきており、それが話をやたらとあっちこっちに動かしたり説明が冗長に過ぎるようになったりしており現代のそれもキリスト教とはほぼ縁のない私たちにとってはこの本の本筋は何で、何を私たちは学び取ったらよいのかを理解するのが残念ながら困難であると評価できます。
ただそれでも、この本の本筋である実存については特にアイデンティティ確立に苦しむ青年期の、それもモラトリアム期のみなさんに自分なりに啓発され理解してほしい概念です。不安は、これから生涯を懸けるに値する職業を選択するにあたって自由に自分らしく追求しようとすればするほど、ちょうど「無の深淵を覗きこむ」かのごとく大きなものとなります。その際にいかにして不安を克服し、勇気と自信をもって自分の道を獲得し進んでいくことができるか。すべてを理解する必要もないと思いますし、わかりづらいところは大胆に読み飛ばしてもかまわないと思います。自分なりに、現在の自分の課題と照らし合わせて、これからの自分の生き方の糧にするためにぜひそのエッセンスを吸収してほしい一冊です。
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