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『この世の外から』 クレイトン・ロースン
グレイト・マーリニ・シリーズ
目張りした密室で殺害された被害者アンドルー・ドレイク。密室内には被害者と降霊実験中の女性ローザ・リースのみ。ローザ・リースはは殴られ昏倒していた。電話で呼び出された医師ウォルター・ガレット。密室を空けるときのしたテープのはがれる音。
『スドゥーの邸で』
インドのスドゥー邸に住み着いたインチキ魔術師。彼の正体を暴こうとする同居人達。
『登りつめれば』
インド奇術を笑う男ヘンリー・フレイザー。梯子の上から落ちてくるバラバラの死体。奇術の種を教えてもらったヘンリー。生活のため奇術を妻と披露するが。ロープの上でヘンリーが出会った女。妻の嫉妬。ヘンリーの首を切り落とした妻。
『新透明人間』 カーター・ディクスン
マーチ大佐シリーズ
向かいのビルで殺人が起きたと駆け込んできた男ロドマン氏。犯人は手袋のみの透明人間。向かいのビルに住む若いハートリー夫妻を覗き見ていたロドマン氏への仕返し。
『盲人の道楽』
ゴダール・シリーズ
盲目の魔術師マルヴィノ。ゴダールとの会話。彼があるクラブの小型百万長者コールウェルから抜き取った指輪。クラブで50人の小型百万長者の前で賭けを行うことになったマルヴィノ。個室に閉じ込められたマルヴィノが脱出し百万長者達からお宝を盗む。ゴダールの計画。
『時の主』
カリオストロ伯爵に心酔するフランス貴族ド・ローアン公爵。ローアン公爵の領地で人々をひきつけるカリオストロ伯爵。カリオストロ伯爵に疑惑を持つド・ローアン公爵の甥ド・ゲメネ。ド・ローアン公爵にカリオストロ伯爵を追放するように説得するド・ゲメネ。激高しド・ローアン公爵を殺害してしまうが・・・。
『パパ・ベンジャミン』 ウィリアム・アイリッシュ
「パパ・ベンジャミン」を殺したと出頭してきたエディ・ブロック。エディ・ブロックがパパ・ベンジャミンと関わりを持つに至った経緯。劇場を首になったエディが後をつけたスタッツ。スタッツが参加していた謎の儀式。ブードゥー教の儀式。
『ジュリエットと奇術師』 マニュエル・ケイロウ
中国人として魔術を披露するアルゼンチン人のファン。彼の妻ジュリエットとの仲たがい。彼の味方は付き人のベナンシオのみ。ある会場でベナンシオがつぶやいた「鳥が逃げた」という言葉。その出し物でナイフを刺され死んだベナンシオ。
『気ちがい魔術師』
ノーギルのマジックショーを妨害する謎の教授カラドック。カラドック教授のもとを訪れたノーギル。彼を部屋に閉じ込めたカラドック教授。ノーギルが取引しようとしていたジェンリックという男を家に招き入れたカラドック教授の狙い。
『パリの一夜』
パリに帰ってきた魔術師グレート・ジェラードと助手のミミ。ジェラードがそのまま訪ねたルブランという男が屋敷で殺されていた。ジェラードの名前で予約されたレストランのショーで危うく殺されかけた所をジェラードに助けられたジョルジュット。ルブランが話し合っていたデュラント言う記者。ルブラン���屋敷に隠されたフーディーニの名付け親が隠した秘密の文書。
『影』 ベン・ヘクト
魔術王ザラストロの語る過去。自分にそっくりに化けた友人リロ。盲目のザラストロの妻アンナを狙うリロの行動。ザラストロの復讐計画。
『決断の時』 スタンリー・エリン
自分の近所の家デーン・ハウスに憧れをもつヒュー・ロージア。引退した魔術師レイモンが住むデーン・ハウス。デーン・ハウスを手に入れたいヒューの気持ち。デーンハウスにつながる道を封鎖するヒュー。仲直りのパーティーでレイモンが披露する魔術。
『抜く手も見せず』 E・S・ガードナー
サンソン氏の屋敷で盗まれた葛飾正二郎が所有する首飾り。事件の裏に隠された事実を探るレスター・リース。サンソン氏に首になた秘書マ・フォイを雇うリース。事件の関係者が乗船しハワイに向かう船で起きた事件。盗まれたショアのショットガン。
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奇術がらみのミステリ短編集。好みもあるが、収録されている作品全てが当たりとは言いがたいところではあるが、「気違い魔術師」、「パリの一夜」、「抜く手も見せず」などは、ミステリの中での奇術が上手くいかせていたと思う。
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魔術や奇術に関する古典ミステリィを13篇収録。
個人的にはリドルストーリィの決断の時が面白かった。