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京都祇園の女将とその娘たち、出版社の社長、随筆家に写真家、舞妓に芸妓。京都にからむ色んな人の織り成すまんだら模様。これを読むと絶対京都に行きたくなる。京都行きたいよう。
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瀬戸内さんが「寂聴」さんとして出家し、迷えるオバサマ方に「生き方」を説いて絶賛されていたころ、高齢の上司が「エロ小説家だった癖に!」と皮肉った一言で、1995年に購入した一冊。後にも先にも瀬戸内さんの作品は本書以外読んだことはないが、コレを選んだのは、「京都のお茶屋」が舞台だったこと。
別にエロ小説でも何でもないじゃない!と思ったけれど…文庫の初版は1976年。その後、「女の一生」シリーズだったかな、彼女の人生を描いたテレビドラマを偶然見て、その当時、壮絶なバッシングを受ける姿に…時代を考えれば、これでも十分「エロ」だったのだと納得。
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朝日新聞の書評で褒められていたので、普段絶対読まないようなジャンルなのですが手を出してみました。
祇園が舞台ということで何せ懐かしい。
祇園祭や葵祭りなどいろんな京都の風物を1年かけて紹介していってくれます。
御所のまん前に住んでいたので葵祭りではうちのまん前を行列が過ぎていったなあ。巫女のバイトをしたり、祭りの行列に天平時代のお姫様役でけったいな髪型で参加したことも懐かしい。
大学時代、友達の彼氏が祇園で飲むのが好きな人だったのでなぜか私もしょっちゅう料亭に連れて行ってもらってたのを思い出します。
舞子ちゃんと一緒に呑んだり、都踊りに連れて行ってもらったり、お化けの日に誘ってもらったり、夏には鴨川の床でビールと鱧を楽しんだ。
鮒寿司やかぶら蒸し、じゅんさいなんかも貧乏な私には家庭で縁がない料理で、そのころ祇園の料亭で初めて食べたのを思い出します。
恥ずかしいくらいバブルな時代だった…
そしてほんまにアホな大学生でした。
お金のパワーと限界も外側から見て勉強させてもらった気がします。
いくらお金があっても幸せになれない大人たちを目の当たりにして、つくづくお金で幸せは買えない、と思ったもんです。
そんな時代を偲びつつ読みました。
メインテーマは曼荼羅な恋愛模様ということなのでしょうけれど、まあやっぱこういうテーマの本は読んでてこっ恥ずかしくなるので苦手でした。
すんません。
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昭和46年から昭和47年にかけて日経に連載された小説なので古いかなと思いましたが、そのまま読めることは驚きです。最初と最後を読んじゃったから、安心して後が読めます?。