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銀河の発見 みんなのレビュー
- R.ベレンゼン (ほか著), 高瀬 文志郎 (訳), 岡村 定矩 (訳)
- 税込価格:3,080円(28pt)
- 出版社:地人書館
- 発行年月:1980.4
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紙の本
宇宙が広くなった20世紀
2001/03/10 03:20
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投稿者:大阪のわたなべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀河。それは、夏の夜空によく見える天の川の正体であり、秋の夜空に「アンドロメダ姫の腕飾り」となる淡い光の正体でもあります。人類は太古からその姿を明らかに認めてきました。しかし、この宇宙最大の天体の正体がわかったのは、20世紀に入ってからのことです。本書は、原題:Man Discovers the Galaxies に示されている通り、銀河が発見され、その正体が探られていくドラマを多くの人物にスポットをあてながら、詳細に述べていっています。
その中でも、特筆すべきは、革命的な宇宙望遠鏡の名にもつけられたハッブルその人でしょう。彼のアンドロメダ銀河の観測が、カーチスとシャプレーの天文学会を二分する銀河の正体論争に決着をつけ(答え:銀河系外の天体だった)、そして、宇宙が膨張していることを発見し、宇宙の広さを一気に幾層倍にも広げたのです。数10万光年の宇宙が、数100億光年に広がったのですから、実に画期的なできごとでした。
ところで、現在、銀河の研究は現在の天文学の主流をなしています。この本のドラマはまだ終わっていません。最近の話題は、銀河中心の巨大ブラックホールですし、宇宙望遠鏡や、各国が建設している反射鏡直径8〜10m級のスーパー望遠鏡の活躍によって、銀河がどうやってできてきたのか、寿命はあるのか? その生涯はどうなのか? といった話が次々に話題になるはずです。本書を読めば、そのドラマが幾層倍にも楽しめることでしょう。
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