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これはかなり内面的な話。『楽しいムーミン一家』や『ムーミン谷の夏まつり』みたいに出来事が語られるんじゃなく、ムーミン一家(養女のミイ含む)の心理描写がほとんど。ムーミンパパの空振りっぷりがアイタタタ…
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ムーミン谷が舞台になっている作品のなかで唯一ムーミン谷から離れた場所で話が進む。ムーミン谷から灯台のある島に移り、そこで生活しようとするムーミン一家。大自然の厳しさとその中で、パパは一家の大黒柱としての威厳をみせようとするが、、、。ムーミンとうみうまとの出会いや、モランとのコミュニケーションなども見所。
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パパが駄目頑固見栄張り親父。
「じゃあ、わしは理解する必要が無いぞ!海ってやつは、すこしたちが悪いよ。」名言。
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ムーミン谷をでて、無人島に出発する。そこにある灯台を中心としたおはなし。嵐がずいぶん多いなあ。これってフィンランドの気候をもろ表してますね。やっぱりムーミンはフィンランドに住んでますね。
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楽しくゆかいに暮らしていたムーミン谷を離れ、”冒険号”という名前の船に乗り、ムーミンパパの憧れの島に行って、灯台守とその家族として、新しい生活を始めようとするムーミンたち。この作品は父親の頑固さとか、身勝手さ、責任感、愛情深さ、などなどがやっかいな感じに絡まりあってうまい具合に転がらない様子や、母親が夫や子に合わせるために自分を抑えて我慢を重ねる様子や、そんな両親を見ながらどうやらものごとがうまく回っていないことはわかるけどうまく回るようにするにはどうすればいいかはさっぱりわからない子供の様子が赤裸々に書かれてます。パパもママも、ムーミントロールもせつなくて、やけに人間くさいです。そしてちびのミィが、かっこいいです。
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ムーミン一家が小島へ向かう話。
しっかり者のムーミンママが珍しく戸惑い続けてる感じ。
よかったね、モランって感じ。
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何とも寂しい気持ちになる話。
父親たるもの何かせねばと焦り空回りしてしまうパパ。やることがなくなり、ホームシックになるママ。憧れのものに近付きたいが相手にもされないムーミン。ひとりしっかり自立するミイ。安寧の地を離れ、孤島へと移る一家の姿は何を暗示しているのか。考えるとちょいと寂しくなるのでした。
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ムーミン一家がムーミン谷を離れ、灯台のある島へ移り住む話。
ムーミンパパは失敗を重ねたり見栄をはったり、良いところなしでした。
漁師はなぜ、灯台守をやめてしまったのか、またやる気になったのか…。
MVP:ミイ
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ムーミンシリーズをもう一度読み直そうと思ったきっかけの本。
聞いてた話と違ったけど
これはこれで、平和なムーミン谷に暮らしてる時と
全く違う動きが見れて意外に思えた。
これは多分読んだことなかったと思う。
これはこれで斬新だったなぁ。
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小学生の時好きでした。再読。
ムーミンパパも好きです。
漁師もとても好きです。
モランもとっても好きです。
ちょっと“暗さ”と言いますかクセの強さ?のようなものも感じますが、こんな雰囲気はこれはこれで好きなんです。
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う~ん、この本はかなりビミョーだなぁ。 これって言ってみれば「ムーミンパパの中年の危機の物語 & それに振り回されるムーミン一家」っていう感じ?? タイトルこそ「ムーミンパパ海へ行く」だけど、実際に海へ行くのはパパ1人ではなくムーミン一家全員(含むミィ & 何故かモラン)だし、この引っ越しの必然性は単に「パパがムーミン谷の生活に何とはなしに物足りなくなったから」だし・・・・・。 人が(ムーミン・トロールも?)生きていくと、ある時期にこれまで満足していたはずの生活に何等かの違和感のようなものを感じるのは理解できる(実際 KiKi もそれに直面した)んだけど、どうしてもムーミンパパに感情移入できないのは、「自分が本当のところは、何を感じて生きてきたのか、ということに気づいていく」プロセスが描かれていないから・・・・・。
(中略)
この作品は1965年の作品なので、著者トーベが50代の前半頃に描かれたものになります。 その年齢にありがちな「私の人生、これでよかったんだろうか??」「私がこれまで是としてきたことは本当に是だったんだろうか?」「私がこれまで避けてきたことは、本当に避けるべきことだったんだろうか?」という心の逡巡が反映されている作品であることは痛いほど伝わってきたんだけど、それがまだ全然こなれていない状態で書かれたもの・・・・・・そんな印象を受けました。
(全文はブログにて)
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パパの発案でムーミン谷を離れて小島の灯台へ移住したムーミン一家。
主にミィが怖い。パパはちょっとイラッとくる。ママの心の声の訳がなんか変。
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本編はムーミンパパが主役。パパは一家を連れてムーミン谷から海をわたり小島の灯台にお引っ越し。ムーミン一家が島に辿り着いたとき、灯台の明かりは消えていました。燈台守は何処にいってしまったのでしょうか!? そして無愛想な漁師、一家を追いかけてきた全てを凍らせてしまう恐ろしいモラン、月の光を浴びながら浜辺で美しく踊るうみうま。
ムーミン一家の新生活はいかに!!
いままでのシリーズに比べてファンタジー色は薄く、シリアスな物語。私自身が今年2011年の日本にダブらせてしまったこともあるが家族や自然との繋がりを考えさせられました。
☆お気に入りの文章☆
みんなは、島のゆううつとか海の孤独などはかなぐりすて《中略》みんな、自分が力いっぱい生きているところを、見せたかったのでしょうね。
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休みたいとか、のんびりしたいとか、ついつい考えてしまうけれど、仕事しなくて良ければ幸せかと言うとそうじゃない。
それはムーミンパパも同じで、ムーミン谷の安定した生活の中で自分の仕事を見失い気力をなくしていた。
パパは父親として家族を守りたいのだ。
そしてすねたパパのために、ママはムーミントロールとちびのミイを連れてパパの島に引っ越すことに決めたのだった。
この物語は今まで読んだシリーズの中で1番詳しくムーミンパパとムーミンママの気持ちが描かれていたように思う。
2人ともとってもチャーミング。
子ども達ももちろん魅力的。
ムーミントロールはやっぱり夢見る夢子さんで、ミイはそれをニヤニヤ眺めて楽しんでいる。
暮らし慣れたムーミン谷を出て新しい生活を始める4人を見ていると、家族と暮らすということについてもっと自由に考えていいんだなと思う。
ムーミンパパは家族を守らなきゃと意気込んでいるけれど、本当はみんなが家族を守っている。
ムーミンママは家でみんなを待っていなきゃと思っているけれど、本当はもっと自由でいていい。
父親だから、母親だから、子どもだからという役割ではなく、ムーミンパパとして、ムーミンママとして、ムーミントロールとして、ちびのミイとして(ミイは常にミイだけど)、自由に暮らし始める姿はとても力強くて嬉しくなる。
肩がふわりと軽くなる、そんな物語。
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草木はモランを避ける、のであり
島がムーミン一家を認める、のである。
すべてが生命を持っていると、いや意志がある、とムーミンの世界の住人は考える。それは太古の人間と同じ思考じゃないかな